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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第四十話 会えるって信じてたからその三

「だからこそ戦士にもなったのかな」
「少なくとも個性派は多いにゃ」
 にゃんぱいあは軽く考えてそのうえで述べた。
「そうした人間じゃないと戦えないかも知れないにゃ」
「そうですね。少なくとも戦いは続きますし」
 茶々丸も兄に応えて言う。
「ちょっとやそっとの神経ではもちませんよね」
「試験召喚システムはそうした意味でも凄いわよね」
 優子は腕を組みキュウべえを見ながら話す。
「戦いに慣れるって効果もあるかな」
「そこまで考えてはいなかった」
 こう言ったのは鉄人だった。彼もこの場にいた。
「だが。いいことだな」
「戦いに慣れるって大きいよね」
「そうだよな」
 レスターとリックが話す。
「結局これも経験だからね」
「試験召喚システムはそうした意味でもいいな、確かに」
「俺達はいつも戦ってきたからな」
 三原は仮面ライダーとしての立場からだった。
「その中で慣れたんだけれどな」
「正直。終わって欲しいですけれどね」
 長田は少し苦笑いになって言った。
「けれど。仮面ライダーですから」
「長田さんも仮面ライダーになれるんですよね」
 今問うたのはチェルシーである。彼女だ。
「そうですよね、やっぱり」
「一応。デルタとライオトルーパーなら」
「そうなのですか」
「フzイズもなれると思います。使ったことはないですけれど」
 今ではほぼ乾の専用になっているのだ。
「カイザは最初からしないことにしています」
「カイザのベルトって付ければどうなるんですか?」
「死にます」
 きっぱりとだ長田はヒデヨシに対して答えた。
「適合しないと灰になります」
「えっ、カイザってそんなに怖いベルトなんですか」
「実はそうだ」
 草加もそれは言う。カイザの主な装着者だからよく知っていた。
「だから君達には絶対に勧めない」
「勧められても装着しませんよ」
「同じくです」
 ヒデヨシだけでなくイエヤスもだ。草加の言葉にはすぐに返した。
「私達仮面ライダーじゃないですし」
「赤い鎧よりいらないです」
「そうだな。賢明な判断だ」
 草加は引いている二人に少し笑って述べた。
「このベルトはあまり勧められるベルトじゃない」
「仮面ライダーのベルトはそこまで危険だったんだな」
「変身して力を手に入れるものでもないのか」
 シンゲンもケンシンもだ。草加のそのカイザのベルトについて述べた。
「力はただ手に入れるだけではない」
「そこには必ず何かがあるのだな」
「そういうことだ。俺は幸いカイザのベルトを装着しても死ななかった」
 草加はこうも述べた。
「だが。それは偶然だった」
「下手に力を求め手に入れても破滅にしかならない」
 モトヤスは腕を組んでこう言った。
「物語としてはそうなりますわね」
「そう考えてもらっていいる」
「ううむ、哲学だのう」
 ノブナガは茶を飲みながら述べる。紅茶をd。
「それはまた」
「哲学か」
「うむ、力を求めてそれは破滅にもなる」
「それは確かだ」
「やはり哲学じゃ。じゃがわしも力は求めぬ」
 ではどうかというのだ。哲学は。
「己で身に着ける。それを目指すとしよう」
「そう。力は身に着けるもの」
 ほむらはぽつりと述べた。
「私もまた」
「じゃあその場所に案内してくれるか」
 乾はそのほむらに言った。
「あいつのいる場所にな」
「ええ。皆来て」
 ほむらは席を立ち上がった。ここで。
「案内するわ」
「この町よね」
「この町の何処か」
「ええ、そうよ」
 まさにこの町だとだ。ほむらも仲間達に答える。
「そこに案内するわ」
「わかった。じゃあな」
 乾がだ。ほむらの言葉に応えて次に立ち上がった。そうしてだ。
 
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