仮面ライダー エターナルインフィニティ
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第三十五話 モンスターアタックその五
そしてその横からだ。アティアは鎖と棘のある鉄球を振り回していた。その彼女にだ。
共に進むイングリットとアーネットがだ。こう言ってきた。
「いい?一人になったら」
「そこを狙われるわよ」
「ええ、わかってるわ」
モンスターに足払いも仕掛けてだ。アティアは二人に応えた。
そのうえで横にいるクレオにもだ。声をかけた。
「クレオ、わかってるわね」
「迂闊に前に出るな、ね」
「ええ、フォーメーションを守ってね」
見れば四人でだ。それぞれ横一列になった戦っていた。
「これが崩れたらね」
「敵はそこに付け込んでくるわ」
「だから絶対にね」
「わかってるわ」
クレオはイングリットとアーネットにも答える。
「四人一組、そうなって」
「私が司令塔になるから」
また言うアティアだった。
「今は私の言葉に従ってね」
「策士の実力、見せてもらうわ」
クレオは蹴りも繰り出した。左足を正面に繰り出しそれでモンスターを一体吹き飛ばす。
「私は戦うことは得意だけれどね」
「司令塔となると」
「できないから」
だからだというのだ。
「お願いね、そっちは」
「わかってるわ。それじゃあね」
その鉄球を振り回し自身も敵を吹き飛ばしながらだ。言うアティアだった。
シフォンはティシーとだ。エリザベスと三人でだった。それぞれ前に進みだ。
己のその爪を振るいだ。戦いながら二人に言っていた。
「後ろは気にしないで下さい」
「そうですね。キャシーさんがいてくれています」
「彼女ならね」
「そうです。私達は前に進みです」
後ろから回り込んで来る、その敵はというのだ。
見れば実際にだ。キャシーが戦いだ。後ろにいる敵を倒していた。彼女達も四人一組になりそのうえでだ。モンスター達と戦っている。
その中でだ。シフォンは言うのだった。
「モンスターの数を減らしていきましょう」
「そうですね。敵は多いですが」
後ろからだ。そのキャシーが言ってくる。
「数を少しずつでも減らしていけば」
「それだけ勝利が近付きます」
「確かに今かなりの数が出て来ていますが」
それでもだとだ。シフォンの横からティシーが答える。
「数には限りがあります」
こうだ。大剣を両手に持ち縦横に振るいだ。敵を倒しながら言った。
「最後の最後まで減らせばいいだけですね」
「そうね。じゃあ」
エリザベスもだ。その力を全て出していた。
「後は。倒されないだけね」
「その通りです。最後まで戦場に立っている」
シフォンはその爪を右斜め上から左斜め下に振った。それでモンスターを両断した。
両断されたモンスターが爆発四散するのを見ながらだ。言うのだった。
「そうあるだけですから」
「生き残ることですね」
「はい」
シフォンはキャシーにも答える。
「それだけです」
「わかりました。生きます」
キャシーは強い声でだ。一対のファルシオンを振るった。
それで迫って来た敵を切り裂き爆発させてだ。そして言ったのである。
「何としても」
「そうして下さい。激しい戦いですが」
だがそれでもだというのだ。
「生き残れる戦いです」
「数は。少しだけれど」
エリザベスは戦いながらだ。敵の数を見て言った。
「減ってはきているわね」
「そうです。ですから」
「粘り強く、ね」
エリザベスはまた言った。
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