仮面ライダー エターナルインフィニティ
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第三十四話 クローズドミラーその一
第三十四話 クローズドミラー
あらためてだ。パンドラ達を含めた戦士達はだ。ライダー達とそれぞれの世界の話のことを話して意見交換をしていた。場は食堂だ。無論飲み食いしながらの話だ。そしてそれが終わってからだった。
シフォンがだ。しみじみとした声でこう言ったのだった。
「成程。つまりですね」
「スサノオは本当に色々な世界に介入してるのね」
アティアがシフォンに続いてこう言った。皆食堂でお茶やケーキをバイキング形式で楽しみながら話している。そうして団欒をしながらの話であった。
その中でだ。シフォンは言うのであった。
「スサノオというのは。本当に厄介ですね」
「というか何なのかしらね」
アティアはシフォンとは言うことが違っていた。その言うことは。
「スサノオって。典型的な愉快犯よね」
「滅茶苦茶簡単に言えばそうなのよね」
アニエスがアティアに応えて言った。
「あたし達に仕掛けてきてそれだからね」
「で、私達の動きを見て楽しむのね」
「その通りなのよ」
「正直言ってやな奴ね」
アティアはチーズケーキをフォークで切りながら言った。
「何様って思うけれど」
「そうそう。何様って思うけれど」
「今のところ連戦連敗じゃないのか?」
クレオはこの現実を指摘した。今彼女はフルーツジュースと果物を口にしている。
それからだ。こう言ったのである。
「スサノオの仕掛けてきたことは」
「確かにその通りです」
雄二はクレオが年上でそれなりの人物なので敬意で返した。
「ですがそれでも」
「今回も勝てるかというとなのよ」
サフィが言う。
「わからないのよ」
「それは心配することではないわ」
全くだとだ。エリザベスが述べたのだった。
「私達は。勝つわ」
「自信はあるのね」
「あるわ」
エリザベスは千姫にもこう返した。
「スサノオが何をしてきてもね。私達もそれなり以上の修羅場はくぐってきたわ」
「パンドラとして」
「ええ。だからね」
そのだ。戦場を経験してきた故にだと。エリザベスは千姫に答えた。
「負ける気はしないわ。それとだけれど」
「それととは?」
「問題はスサノオが今回は何を仕掛けてくるかよ」
エリザベスが懸念しているのはこのことだった。そしてだ。
ライダーや他の世界の戦士達にだ。こう問うたのだった。
「そのことについて誰か察しはついているのかしら」
「スサノオはとにかく。本当に色々仕掛けてくるのよ」
英理子はぼやく様にエリザベスの問いに話した。
「だから何をしてくるかというと」
「断言できないのね」
「それがわかれば苦労はしないけれど」
だがそれでもだ。ここでだ。
英理子は考える顔でだ。こうも言ったのだった。
「ただ。それぞれの戦士達の性格や特質と使ってくる敵の性質に拠ってね」
「それで攻めて来るのですか」
「その傾向があるわね」
そうだとだ。英理子は今度はシフォンに話した。
「私達の世界でもそうだったし」
「ううん、そうですか」
「パンドラ、リミッターとモンスター」
ティシーはここから考えた。この三つからだ。
「パンドラとリミッターは互いになくてはならない関係にあります」
「で、モンスターだけれどさ」
佐野がそのモンスターについて話してきた。
「いきなり出て来て襲い掛かってくるからさ」
「そこが問題ですね」
イングリットはその佐野に応えて述べた。
「ゲリラ戦ですか」
「ああ、今思ったんだけれどさ」
イングリットとの話からだ。佐野はふと思った。そしてだ。
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