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サイトでの言葉を封じられたおれを、加害者に……
まだまだ、おれの呼びかけは続く。
「何度も返信しています。
早々に対応してください。
シンはアカウントを停止されるようなことをした覚えはありません。
全て、あなたが自分のミスを隠ぺいしようとしたことによる、口封じです。
自分が正しいと思うのなら、バッドノベルスのユーザーの前で話し合いましょう。
どちらが正しいことを言っているか、すぐに答えが出るはずです。
会員のことを考えず、何の対応も取らなかったのは、あなたの方です。
よく、シンに向かってこんなことが言えたものだと思います。
他の被害者のことを考えて、早急な対応を訴え続けたシンの口を封じ、バッドノベルスから閉め出すなど……。許されることではありません。
早々にシンのアカウントを元に戻してください。
そして、トップ画面に、今回の真相と、シンへの謝罪を載せてください。
でなければ、ユーザーのあなたに対する信頼は、今後、回復することはないでしょう。
あなたの今後がかかった対応です。
これ以上、間違ったことはしないでください。
シンはいつまでも、正しいことは正しい、と訴え続けます。
他のユーザー方のためにも。
送っても、送っても、返事は来ない。
そして、ついに『最後通告です』――おれは、その件名をつけて、次の文章を送った。
「バッドノベルスの規約にある、
『理由に関わらずバッドノベルスは予告なく会員様のアカウント、投稿された小説を無効にできるものとします』
という文言は、消費者契約法の不当条項にあたります。
消費者が事業者と結んだ契約において、このような契約条項は無効となります。
規約に
『理由がなくとも運営側が一方的に停止できる』
と規定されていても、運営側による一方的なアカウント停止を認定できるという規定は、消費者契約法で不当条項であるとして無効を主張することができるということです。
ですから、あなたが今続けていることに意味はありません。
早々にアカウントを戻し、全ての小説とコメントを戻してください。
それとも、流出経路を伏せるため、などといういい訳が、本気で通用すると思っていらっしゃるのでしょうか。
アドレス流出事故があった場合、その流出経路を明らかにして今後の対策を示すのは当然のことであり、そんないい訳が通用するはずもありません。
話し合いで解決するのが得策ではないかと思います。
シンも仕事や更新で忙しく、こんなことに貴重な時間を割かれるのは本意ではありません。
早々に連絡をお願いします。
そこまで言って、やっと返事が返って来た。
内容を掻い摘むなら、
「バッドからのメールは抜粋ではなく、全文を載せるように」
「シンのアカウントは『一時的に』停止しているだけ」
一時的?
一時的、というなら、その期間は?
やはり、次から次に自分に都合のいい言葉を持ち出して、辻褄が合わないことを承知で、逃げ回るつもりらしい。
メールはまだ続く。
おれがバッドユーザーを危険にさらし、誹謗中傷したと書いてある。
どこをどういう目で見れば、おれがそんなことをした、と言えるのだろうか。
それに当てはまる部分を書き出してもらいたいものだ。
アドレスの流出を放置し、バッドのユーザーを危険にさらしたのは、運営の方ではないか。
しかも運営は、アドレス流出者の中に、悪意あるユーザーがいる、と断言している。
その言葉こそ、バッドユーザーに対する誹謗中傷、そして、侮辱ではないのか。
おれがそのことに返事をしない限り、話し合いはしない、と書いてある。
だから、おれはすぐに返事をした。
「何度も申し上げている通り、流出経路を明らかにすることは当然のことです。
あなたの言っていることは、後付けしたいいわけです。
アカウントを停止した後に、何か理由をつけなくてはならないためにつけた、不自然な理由です。それは、誰が見ても明らかです。過去の例でも、流出経路は明らかにされています。今後の再発防止のためにも。
第一、2ヶ月半にわたって、アドレス流出を放置しておくことの方が、よほど危険です。
あなたはそれをしていたんです。
そして、その危険を訴えたシンの口を封じるために、アカウントを停止した。
誰の目にも明らかです」
「いつシンが誹謗中傷をしたと言うのですか?
言いがかりはやめてください。
一緒に考えよう、と提案を持ちかけただけではありませんか。
あなたがそう言う目で見られているだけです。
事実、あれが誹謗中傷であるという批判は来ていません」
※メール全文、返答全文については、シンのブログ『しんのなわばり』参照
だが、返事はそれっきり来なくなり、何度シンがメールを送ろうとも、運営は無視を続けたのだ。
そして、あろうことか、とんでもない行動に出た。
自分のサイトに新規小説として『バッドノベルスからのお知らせ』を立ち上げ、シンの口を封じたままで、自分の都合がいいように、バッドユーザーに、おれを加害者としてさらしたのだ……。
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