対決!!天本博士対クラウン
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第四百七十話
第四百七十話 ブルマというものは
華奈子と美奈子はその恋愛育成ゲームをしていく。その中でだ。
女性キャラの体操服を見てだ。今度はこんな話をした。
「ないわよね」
「そうよね、実際には」
「あたし穿いたことないわよ」
「私もよ」
二人共だった。それは。
「上は同じだけれど下は」
「ブルマなんて。私達穿いたことないから」
「何かさ。あたし実際に見たこともないし」
「だからそれは私もだから」
「それで何でゲームの世界にはあるのかな」
「アニメでもそうだけれど」
今度はブルマについて話すことになった二人だった。二人が今遊んでいるゲームの女性キャラは体育の時間ブルマになっているのだ。だがそれがだった。
「実際ないよね」
「というかブルマって」
ここで美奈子が言った。
「下着よね。殆ど」
「そうよね。黒でも赤でも青とかでもね」
「下着だから。下着のまま体育なんかしたら」
「えっ、そんなの変態じゃない」
華奈子は思いきり引いて言った。
「パンツ丸出しで体育?そうなるの」
「デザイン的にはそうじゃない」
「確かに。言われてみれば」
「だから。こんなの今はもう」
実際にある筈がないとだ。美奈子は主張した。
「有り得ないから」
「あたしも美奈子も穿けないわよね、とても」
「先生の方で駄目出しするわね」
「そんなのが普通に昔はあったのね」
「今ではゲームだけね」
二人が今しているだ。それを含めてだった。
「本当にね」
「最近ゲームとかアニメでもブルマじゃない場合多いけれど」
「現実がそうだから」
そのゲームやアニメの元がそうならばだというのだ。
「どうしてもね。そうなるわね」
「そうなるのね。じゃあ本当に」
「もうブルマは架空のものよ」
美奈子はこう言い切った。
「それに華奈子はブルマよりもね」
「あっ、あたしなの」
「半ズボンの方が似合うから」
美奈子は双子の相方に微笑みを向けてこう話した。
「私はその方がいいわ」
「確かにあたしもね。美奈子は半ズボンの方が似合うと思うわ」
「そうなのね」
「そうよ。ブルマなんかよりずっと似合ってるわよ」
こんな話をしてだ。二人はブルマは否定したのだった。そしてそのままゲームをしてもだ。やはりブルマには現実を感じないのだった。
第四百七十話 完
2012・2・27
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