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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第二十一話 仮面乙女その一

                            第二十一話  仮面乙女
 光はだ。街を三輪、霧島と共に歩いていた。その三人を見てだ。
 三人と共にいる面々がだ。こんな話をしていた。
「ライダーの人達って皆大きいけれど」
「女の人もなのね」
 美波とサフィである。
「ううん、何かモデルみたいっていうか」
「大き過ぎるわよ」
「私なんかあれよ」
 優子もだ。三人を羨ましそうに見て言う。
「外も中も小さいんだから」
「それうちもだから」
 美波もだった。それは。
「というかライダーの人達が大き過ぎるのよ」
「そうでしょうか」
 しかしだ。ここで又兵衛はこんなことを言った。
「私は特にそうは」
「そうだな。私もそうは思わない」
 ダルタニャンも又兵衛と同じ意見だった。
「外についても中についてもな」
「はい、そう思います」
「それは例外中の例外です」
 見れば瑞希も小さい方だった。
「私達、ライダーの人達から見れば小柄なのが普通ですから」
「中も外もね」
 アイも困った様な顔で光達を見ながら話す。
「一五五ない人も多いし。けれどあっちは普通に一六五超えてるから」
「男のライダーの人であれよね」
 愛子も何故か身長のことでは余裕を見せていない。
「一七五がナチュラルだからね」
「特にあのゾルダや剣は何じゃ」
 幸村は彼等に抗議する。
「でかいにも程があるぞ」
「あの人達は特にそうですね」
 半蔵も彼等の大きさは認める。
「本当に大きな人が多いのがライダーの世界ですね」
「あの、あまり大きくてもですね」
 光がその彼女達に困った顔で話す。
「あちこちぶつけたりして大変ですよ」
「ぶつけるだけのものがある人だからこそ言えるんですよ」
 茶々丸が何気にこんな突込みを入れてきた。
「背だけでなく胸もですよ」
「私は胸はあまり」
「私もね。それはね」
 光に霧島はそちらだった。
「ですからそれについては」
「言うことはないわ」
「ですがそっちの人は違いますよ」
 茶々丸は最後の一人、三輪を見ていた。そのうえでの言葉だった。
「胸もありますよ」
「私の話に持って来るなんてね」
 三輪も応える。今彼女達はそんな話をしながら街を歩いていた。そのうえでだ。
 門を探していた。別の世界への門をだ。
 その中でだ。ふと霧島の携帯が鳴った。そしてだ。
 霧島がその携帯に出るとだ。幸村が言ってきたのだった。
「見つけたぞ」
「門ね」
「うむ、ミルクディッパーの前じゃ」
 場所はそこだというのだ。
「そこに来るのじゃ」
「ええ、わかったわ」
 霧島は鋭い目になり応えてだ。そのうえでだ。
 彼女はだ。こう自分以外の二人のライダー達に告げたのだった。
「いいわね」
「はい、わかりました」
「じゃあ行きましょう」
「まずは私達が行くわ」
 霧島は他の世界の仲間達に顔を向けて告げた。
「偵察でね」
「まずはその世界を下見してからですね」
「そうよ。それからよ」
 こう瑞希にも話す霧島だった。
「それからまた呼ばせてもらうから」
「少し危険じゃないですか?それは」
 今こう問うたのは美波だった。
「向こうの世界はどうなのかわからなくてそれはかえって」
「安心して。私達はそう簡単にはやられないわ」
 絶対の自信に基く今の霧島の返事だった。
「だから。少しだけ待って」
「はい、私達はそう簡単にはやられませんから」
「安心していいわ」
 光に三輪も仲間達に言う。こうしてだった。
 彼女達はミルクディッパーの前に向かった。するとそこにだった。
 赤く大きな和風の門があった。何処か羅生門を思わせる。
 
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