ポテト投げたら爆発したwww
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父さんは邪魔者、祖父はワイルド者
「なぁ、お前と広子の関係って何だ?」
俺は、広人に聞いた。すると広人は、うつむきながらも、こう話した
「俺と広子は、一卵性の双子なんだ。広子は、生まれつき体が弱いんだ。まぁ、俺もちょっとだけ貧血になったりあるんだけどさ。広子は、俺が7歳のときに、入院のためイギリスに行ったっきり、テレビ電話や、電話、メールなどでしか話したことなかったんだ」
「じゃあ、生で話すのは、6年ぶりと・・・・・」
広人はしずかにうなずいた
「怖いんだ、あいつは、特別な存在って言われ続けてた。だから、日本に来てほしくなかった。俺の地位を、奪われそうだから・・・・・・それに、あいつはイギリス政府とかかわりを持ってきた。何をしだすかは、わからない・・・・・」
「でも、広子はお前を助けたんだぞ?」
「でも、油断しないほうがいい」
広人が、こんなことを言ったことがなかった。そして、こんな悲しそうな顔をしたことがなかった。こんな広人見たことなかった
やばい、シリアスになってきている、ここでちょっとボケが入ってほしいんだが・・・・
「はぁ・・・・・」
広人は大きくため息をついた
「大丈夫か?」
「いや、腹減ってて・・・・牛丼大盛りと、ピザとパスタとステーキとハンバーガーと・・・・それから、チョコレートパフェとプリン食いてぇなって・・・・・」
「そっちかい!!って、どんだけ食うんだよ!!」
「いやぁ、だってボケろって指示でてるじゃん・・・・」
「いやぁ!無理して従わなくていいんだよ!!どうせなら俺の父さんが出てくるから!!」
「呼んだかい?」
見ると俺のすぐ後ろに父さんが立っていた。満面の笑みで
「うるせぇ!呼んでねぇわ!!」
「ちぇっ・・・・じゃあねぇ~バイバァ~イ」
父さんは口を尖らせながら去っていった。お前は子供か!
「もういいや、そろそろジャガイモ持っている人探しに行こうぜ」
俺は広人にそういった
「あぁ」
そう答え広人も立ち上がったそのときだった
「うおりゃーーーー!!!!」
「うおーーーーー!!」
大きな叫び声が、校庭のほうから聞こえてきた。出るとそこには、1年2年3年がジャガイモを手に持ち、向かい合って並んでいた
このままだと、学校で多くの死者が出てしまう・・・・・
どうしようもなくなったそのとき!
ブンブルーーン!!!ブルーーンッ!!!
大きなバイクのエンジン音が聞こえてきた。すると校門からバイクに乗った人がこっちに向かってきた
みんな轢かれたくないため、急いで道を開ける
キキッ!!
そのバイクは、俺たちの目の前で止まった。一瞬伊集院さんかとも思ったが、違った
フルフェイスヘルメットをとった姿は、俺になじみのある人だった
「じ・・・・じいちゃん?!」
「よぉ、元気そうじゃないか、洋介」
そう、そこにいたのは、俺のじいちゃんだった・・・・・
何かシリアスになってきたが、気にするんじゃないぞ!by山本正一(洋介の祖父)
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