混沌の魔術師と天空の巫女
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第2章 妖精の尻尾
フェアリーテイル
船の上にて、妖精の尻尾のメンバーはいた。
「ああ・・・船って潮風が気持ちいいんだな~。
乗り物っていいモンだなーーーーー!!」
そしてそこらを駆け回り、はしゃぐナツさんだったが・・・。
「あっ、そろそろトロイアが切れますよ。」
ズザァァァァッ!
「おぷぅ!も・・・もう1回かけ・・・て・・・おぷ・・・。」
「連続すると、効果が薄れちゃうんですよ。」
その通りである。トロイアはバランスを養えるが、
連続して使うと効果が薄れてしまう。使うとしても、1日に1回がいいと思う。
「ほっとけよ、そんな奴。」
「情けないわね。」
「あっははは!」
「辛いね~。」
冷たい言葉をいうグレイさんとシャルル。
ルーシィさんは笑い、思った事を言ったミント。
なぜ俺とウェンディ、ミントとシャルルが
妖精の尻尾の人達と一緒にいるかというと・・・
「本当にシャルル達も妖精の尻尾に来るんだね。」
「私は、あの2人が行くって言うからついてくだけよ。」
「楽しみです、妖精の尻尾!」
「そうだね~。」
そう、俺達は妖精の尻尾に入る為に、一緒に同行させてもらっていた。
「(よかった・・・あいつ等の顔が笑顔になって・・・。)」
先程までは、辛い別れがあって、泣いていたが、もう大丈夫そうだ。
「楽しみだね、お兄ちゃん!」
「・・・そうだな!」
今、このウェンディの笑顔は最高だと思う。
妖精の尻尾にて・・・
「・・・という訳で、化猫の宿の者を妖精の尻尾に招待した。」
「これから、お世話になります。」
「よろしくお願いします!」
「よろしくね~!」
「ふん・・・。」
妖精の尻尾につき、俺とウェンディは妖精の尻尾にいる人達に挨拶をした。
すると・・・
「か~わいい~!」
「ハッピーのメスがいるぞ!しかも2匹!!」
「お嬢ちゃん達、いくつ?」
ん・・・?お譲ちゃん達・・・?
「まさか化猫の宿から女の子が2人も来るなんて!!」
女の子・・・2人・・・。この水色のポーテールの女の人は・・・!
「あ、あの~、レビィちゃん・・・。」
「あ!ルーちゃん、お帰り~!」
「きゃっ!」
あの人はレビィ・・・さんっていうのか・・・。
「あのねレビィちゃん・・・この子、コージ君って言うんだけど・・・。」
「へっ?女の子なのに名前は男の子?」
カチン!!!
「誰が女ですか!!!!俺はこれでも男です!!!!!!!!!」
ムカついて、つい大声を出してしまった。
「「「「「「「「「「ええええええええっ!!!!!!????」」」」」」」」」」
「何で驚くんですか!!!!」
俺はそんなに女に見えるんですか!!!??
「ごめんなさいね。女の子に本当に見えちゃって。」
この人は確か・・・
「初めまして、ミラジェーンよ。」
ああ!確かグラビアモデルの雑誌で乗っていたな!!!
「わぁ、すごいよお兄ちゃん、シャルル、ミント!本物のミラジェーンさんだよ!!」
ウェンディはミラさんに出会って感激してる。
「へぇ~、あなたはウェンディのお兄さんなんだ。」
「はい。」
俺はミラさんこの言葉に返事をする。
「シャルルとミントは、多分ハッピーと同じだろうけど、
ウェンディとコージ君はどんな魔法を使うの?」
「ちょっと!?オスネコと緑ネコと同じ扱い!?」
何を驚いてるんだシャルルは・・・。
「私、天空魔法を使います。」
「俺は光と闇の魔法です。」
「光と闇・・・そういえば噂で、その2つの魔法を
同時に仕える魔術師がいるって聞いた事が・・・。」
「ああ。それは俺の事です。ついでに言っておきますが、
俺もウェンディも、ナツさん同様、滅竜魔導士です。」
俺ががそう言った瞬間、ギルドが騒然としていた。
あれ?俺何かまずい事でも言ったのかな・・・?
だが・・・
「「「「「「「「「「うおー、スゲェー!!」」」」」」」」」」
「えっ!?」
「うおっ!?」
俺とウェンディはつい驚いた。
「「「「「「「「「「滅竜魔導士《ドラゴン・スレイヤー》だぁ!!」」」」」」」」」」
「スゲェーーー!!!」
「ナツと同じか!」
「ガジルもいるし、このギルドに4人も滅竜魔導士が!」
「珍しい魔法なのにな!!!」
どうやらギルドの皆さんは、俺達に感激していた。
「今日は宴じゃー!!!!」
「「「「「「「「「「おおおおっ!!」」」」」」」」」」
「新しい仲間の歓迎会じゃー!!騒げや騒げっ!!」
「「「「「「「「「「オオオオ!!」」」」」」」」」」
「ミラちゃん、ビール!!」
「はい、はーい!!」
「グレイ様、浮気とかしてませんよね・・・?」
「な・・・何だよソレ!!」
「うおおおっ!!!燃えてきたぁぁ!!!!」
「きゃあああ!!あたしの服ーーー!!!!」
「いいぞ、ルーシィ!」
「シャルル~、オイラの魚いる?」
「いらないわよっ!!」
みんな物凄い騒いでいる・・・これは寂しい所じゃないかも知れませんね。
「楽しいトコだね。」
「そうだな。」
「私は別に・・・」
「私は気に入ったよ!!」
ミントは気に入った様だな。
「ん?」
上から視線を感じたが、誰もいなかった・・・。
「気のせいか・・・?」
「どうしたの、お兄ちゃん?」
「・・・いや、何でもない。」
気のせいだったかもな・・・。
妖精の尻尾 ギルドの外にて・・・
「・・・・・・。」
複数の杖を背負い、マントで身を包んでいる男がいた。
「まさかこのギルドに入ってくるとはな・・・コージ・・・ウェンディ・・・。」
男はそれをいった後、すぐに姿を消した。
後書き
どうも、白鋼です。第2章 妖精の尻尾最初の話はいかがでしょうか?
次回はOVAのフェアリーヒルズを先に出します。お楽しみに~!
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