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ヘタリア学園

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第千八百十五話  ぼんやりしてそう

第千八百十五話  ぼんやりしてそう
「御前に似てるっぺな」
「そか」
「そうだっぺ。そっくりだっぺ」
 毛がかなり多くて長い白猫がいます。身体は大きいです。
 顔立ちは目がかなり眠そうです。その猫を見てデンマークとノルウェーが話しているのです。
「やっぱり御前の飼い猫だっぺな」
「そだ。あんこを見て飼った」
「おお、俺みたいにだっぺか」
「あんこが飼えるなら僕も飼えると思った」
 何気に生徒会長に匹敵する物凄い言葉を言っています。もっともデンマークはノルウェーには何を言われてもノープロブレムなのですが。
「そんで飼った」
「そうだっぺか。俺みたいに猫好きになるっぺな」
「というかあんこ猫好きだった?」
「動物は何でも大好きっぺよ」
 この辺り如何にもデンマークらしいです。
「そうだっぺか。俺みたいになりたいっぺか」
「いんや、なりたくない」
 本当に口があれなノルウェーです。
「違う意味で飼った」
「そうだっぺか。まあとにかく仲良くやるっぺよ」
 ある意味凄いデンマークです。ノルウェーには何を言われても励ましに思うのです。ただノルウェーは他人が彼の悪口を言うと怒ったりします。訳がわかりません。


第千八百十五話   完


                                      2011・1・6
 
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