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ヘタリア学園

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第千八百十四話  チーズは

第千八百十四話  チーズは
 デンマークといえば酪農です。それでデンマーク猫もです。
「やっぱりこれだっぺよ」
「チーズささみですか」
「そうだっぺよ。日本も食べるっぺか?」
「私はツナがありますので」
 日本猫がこうデンマーク猫に返しています。日本は猫もお付き合いが広いです。その中にお隣の非常に騒がしい猫までいますが。
「ですから」
「美味いっぺよ。食べないっぺか?」
「いえ、満腹ですから」
 こう言ってお断りする日本猫でした。そのうえでこうデンマーク猫に尋ねます。
「それでデンマークさん」
「ああ、何だっぺ?」
「デンマークさんはチーズの他にお好きなものはありますか?」
 日本猫が尋ねるのはこのことでした。何しろデンマーク猫はいつもチーズを食べているからです。
「他には」
「ミルクが好きだっぺ」
 それも好きだというのでした。
「あとはバターだっぺな」
「乳製品がお好きなのですね」
「飼い主もそうだからだっぺ。飼い主もいつも食べているっぺよ」
 それで好きだというのです。そういえば日本猫も飼い主がお魚をいつも食べているので彼もお魚が好きです。好みは影響するものです。


第千八百十四話   完


                                     2011・1・5
 
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