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ヘタリア学園

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第千七百六十一話  フランスとも会う

第千七百六十一話  フランスとも会う
 こうして三人になった連合の三人、その次はです。
「御前もいたのかよ」
「ちっ、見つかったかよ」
 フランスがイギリスに見つかってしまって思わず言ってしまいました。
「何でこんなところにいるんだよ」
「船が難破したんだよ」
 イギリスはこうフランスに答えます。
「それでセーシェルのところまでな」
「そうだったのかよ。それでここにいたのかよ」
「御前は何でここにいるんだ?」
「ちょっとしたバカンスでな」
 フランスがいる理由はこれでした。
「御前とは違うよ」
「違うっていうのは余計だよ」
「それでアメリカはこいつと一緒か」
「そうさ。縁あって一緒だったんだ」
 アメリカはイギリスのとばっちりみたいな形です。
「それで中国は別荘か」
「そうある。たまたま来ていたあるぞ」
「いないのはロシアだけか。この顔触れも何かいつもだな」
 フランスは腕を組んでこんなことも言うのでした。確かにいつもの顔触れではあります。場所が学校ではなくセーシェルというだけで。
 そのことにどうにもあまりいい縁を感じないのはフランスだけではありませんでした。四人共だったりします。


第千七百六十一話   完


                                     2010・12・7

 
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