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ヘタリア学園

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第千七百六十話  でかい海軍は持ったことなし

第千七百六十話  でかい海軍は持ったことなし
 出港した台湾と韓国。しかしです。
 何か船の動きがおかしいです。台湾はそれに気付いて韓国に尋ねます。
「この船の設計あんたがしたの?」
「何か不都合があるんだぜ?」
 韓国は平気な顔で舵を取っています。その動きも何か微妙です。
「俺が設計した船なんだぜ。大丈夫なんだぜ」
「あの、あんたってそういえば」
 ここで台湾はあることに気付きました。
「船とか作ったことあったっけ」
「あったんだぜ。亀甲船なんだぜ」
 日本との戦いで作った船です。この船は韓国の誇りでもあります。
「あれは凄い船だったんだぜ」
「その他にはあったの?」
「それで充分なんだぜ」
 韓国は自信満面に言い切ります。
「だから安心するんだぜ」
「この船バランス悪い気がするけれど」
 台湾は本気で心配しています。
「こんな船で世界中回れるのかしら」
「全然平気なんだぜ。大船なんだぜ」
「大船でも沈む時は沈むけれど」
 さて、航海に乗り出した台湾と韓国。そもそもからして仲の悪い二人ですが船も問題のようです。果たして無事日本を見つけられるでしょうか。


第千五百六十話   完

 
                                         2010・12・7 
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