ヘタリア学園
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第千七百五十三話 本当に歳なのか ☆
第千七百五十三話 本当に歳なのか ☆
「イギリス見てくれよ」
「何だ、何かあったのか?」
「ランプとマッチを見つけたよ」
アメリカは実際にイギリスにその二つを見せながら話します。
「凄いだろ」
「おお、御前にしてはやるじゃないか」
これがイギリス流の褒め言葉です。これで友人が日本以外にいないという恐ろしい状況になってしまっているのには自分では気付いていません。
「これで暗くても平気だな」
こう言ってです。
「じゃあ俺は早速森の中を探索してくるからな」
「ああ、頼むよ」
そしてアメリカも言います。
「できればさらに遭難してくれるといいんだけれど」
「・・・・・・御前そんな言葉太平洋の連中に言ったことあるか?」
「友達には言わないさ」
「太平洋の連中は別か。あの馬鹿会長が普通にいるからな」
イギリスにとっては最早トラウマになっている現会長でした。
何はともあれ一時間程してイギリスが笑顔で帰ってきました。
「森の中はすげえ楽しかったぞ。何か可愛いのがいてな」
「君はどうして何かあると」
アメリカはその熱く語るイギリスを見ながら言います。
「何もないところを撫で続けるんだい?今といい」
「御前には見えないのかよ」
「別に。それでランプは?」
「あっ、忘れた」
肝心のものを忘れるイギリスでした。これでも日本よりずっと若いです。
第千七百五十三話 完
2010・13・4
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