夢幻水滸伝
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第四百四話 アカプルコの盟約その五
「そうなる様にな」
「お話をされますね」
「お三方と」
「そうされますね」
「是非な」
こう言ってだった。
ルルフォはアカプルコでの会談の準備を本格的に行わせそれが終わると早速三人に連絡をして会談となった。
会談の場は海がよく見えるホテルであった、ビーチがよく見えるホテルの中庭での会談となったがすぐにだった。
シルビーナはルルフォにだ、こう言った。
「一緒にやっていきません?」
「僕とか」
「はい、正直一人よりです」
白ワインが入ったグラスを片手に話した。
「皆でやった方がです」
「ええっていうんやな」
「何事も」
「中米が一つになりまして」
モンテロッソも言ってきた。
「皆でやっていきますと」
「力を合わせてやな」
「僕も思います」
「争って何になるか」
ダーリオはこう言った。
「意味ないと思います」
「争うより中よく」
「ルルフォさんの言われる通りです」
「そう言ってくれるか」
「そもそも中米はメキシコが一番大きい国で」
ダーリオはこのことも話した。
「天の星のダーリオ様がおられるので」
「僕がか」
「メキシコが中心となり棟梁もです」
それを担う者もというのだ。
「ルルフォさんにお願いしたいです」
「そうなんやな」
「僕もそれでええと思います」
モンテロッソも言って来た。
「というか他にいません」
「この四人やとです」
シルビーナもルルフォに話した。
「そうすべきです」
「僕が棟梁でええんやな」
ルルフォは酒を飲みつつ頷いた。
「それで」
「はい、是非」
「宜しくお願いします」
「その様に」
三人同時に答えた、ルルフォもそれを受けてだった。
微笑んでだ、こう答えた。
「よし、やらせてもらうわ」
「ではこれからはです」
「四人で力を合わせてやっていきましょう」
「仲よく」
四人は乾杯をしてそうして共にことを進めていくことを誓い合った、そうしてそれからはであった。
四人で中米全体を統治していった、パナマ運河の北からアメリカとの国境までの領域を治安をよくし産業を発展させインフラを整え教育を向上させていったが。
その中でだ、ルルフォは三人の仲間達に話した。
「中米の密林も獣やモンスターが多いな」
「はい、やはり密林になるとです」
モンテロッソが応えた。
「どうしてもです」
「獣やモンスターが多くてな」
「退治するにしても大変ですね」
「そやな、しかしな」
ルルフォは腕を組んで応えた、今は四人で執務室で仕事をしつつ話している。
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