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ヘタリア学園

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第千六百六十二話  最早夢じゃない 

第千六百六十二話  最早夢じゃない 
 日本の周りにはまだ個性的な顔触れがいます。ある意味隣人達に恵まれているのでしょうか。ハンガリーもびっくりするこの二人です。
「俺の夢は世界のあらゆるものを俺の起源にすることなんだぜ!」
「私は。何時でも日本さんと一緒にいられたら」
 韓国と台湾です。韓国は凄いハイテンションで、台湾は恥ずかしそうにです。それぞれの夢をハンガリーに対して語るのでした。
「それが俺の壮大な夢なんだぜ」
「台湾ちゃんはわかるけれど」
 ハンガリーはここでも呆れています。ただしアメリカや中国のそれに対するのとは随分違ってです。かなり疲れたものも入っている呆れなのでした。
「あの、あんたの夢って」
「何だ?何処かおかしいんだぜ?」
「それ夢じゃないんじゃないかしら」
 こう彼にも言います。
「それもかなり」
「んっ?おかしいところがあるんだぜ?」
 それでわかる韓国ではありません。
「俺の夢はでっかくて凡人にはわからないんだぜ。生徒会にいる何かよくわからない二人なんて目じゃないんだぜ」
「イギリスとフランスがよくわからない二人って」
 ハンガリーはこのことにも唖然でした。
「日本さんの周りってこういう国ばかりなのかしら」
「また。日本さんと一緒に暮らしたいですね」
 台湾はちゃんとした夢です。けれどその夢はかなり乙女のものでした。その夢を話すのでした。


第千六百六十二話   完


                                    2010・10・18
 
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