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金木犀の許嫁

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第七十三話 神戸に帰ってその六

「長生き出来ないわよ」
「そうですね」
「あと煙草も駄目だしね」
「よく言われますね」
「人によるけれどね」
 煙草を吸っていても長生きする人はするものである、確かに身体に悪いものであるがそれでもなのだ。
「お酒もね」
「程々ですね」
「私達はそっちは、だけれどね」
「いつもかなり飲んでいますね」
「そうだけれどね」
 それでもというのだ。
「程々ね」
「程々ですね」
「あくまでね」
 酒の方はというのだ。
「それ位にして」
「飲むことですね」
「養生もしていって」  
 そうしていってというのだ。
「暮らしていけばいいのよ」
「長生きですね」
「あと身体にいいものをバランスよく食べることね」 
 夜空はこちらの話をした。
「ジャンクフードは時々ね」
「いつもは駄目ですね」
「それ位にしてね」
 それでというのだ。
「栄養バランスはね」
「考えることですね」
「三食しっかりね」
 夜空はこうも話した。
「食べてね」
「そのことも大事ですね」
「朝ご飯を抜くとか」
 そうしたことはというのだ。
「駄目よ」
「朝ご飯も絶対にですね」
「食べるの、少しでもね」
 朝食はというのだ。
「そうするの、さもないとね」
「身体に悪いですね」
「イチロー選手は朝ご飯はカレーだったけれど」
 毎日そうだったという。
「いいことよ」
「朝ご飯をしっかり食べて」
「しかも栄養バランスもいいから」
「お野菜やお肉が沢山入っていて」
「参考になるわ」
「そうですか」
「兎に角朝も食べる」
 絶対にというのだ。
「忘れないでね」
「そういうことですね」
「それで私としてはカレーを食べることはね」
「イチローさんみたいにですね」
「お勧めよ」
 そうだというのだ。
「今言った通り栄養バランスがいいから」
「だからですね」
「食べやすいしね」
「カレーはそのこともいいですね」
「だからいいわ、ただね」
 夜空はこうも言った。
「二日酔いの時はね」
「カレーは食べにくいですね」
「けれどその時は時間があったら」
 夜空はさらに話した。 
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