黄金バット 第五十九話 メインインブラック尼崎の暗闘
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第二章
「ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!」
「この笑い声は!」
「まさか!」
「黄金バット!」
「今回も来てくれたのか!」
笑い声がしたのは駅の方でした、すると駅の建物の屋根の一番高いところにです。
黄金バットがいました、正義の魔人は闇夜にその光輝く黄金の身体を見せてそのうえで言おう立ちしています。裏地が赤い黒マントをたなびかせ両手を腰にやっています。
人々はその黄金バットを見て喝采します、そしてメンインブラックは黄金バットを見てそれまでの余裕のある態度をかなぐり捨ててでした。
黄金バットを忌々し気に見上げてから空を駆りそのうえで彼に対して両手から闇の波動を放ちます。そうして攻撃を加えますが。
黄金バットはステッキの黄金色の宝玉のところを波動に向けてそこから凄まじい大きさの虹色の光線を出してでした。
メンインブラックの闇の波動を相殺します、ですがメインブラックも負けておらず波動を次々と出します。
二人の魔人は空を駆り素早く動きつつ攻防を繰り返します、やがてメンインブラックは闇の波動を外してしまい。
黄金バットの光線が魔人をかすめました、間一髪でかわしましたがかすりました。その攻撃を受けてです。
「今回は私の負けだ、大人しく去ろう」
「・・・・・・・・・」
黄金バットはそう言った魔人を追おうとしません、魔人は身を翻すとその瞬間に何処かへと逃げ去っていました。
そして後に残ったのは黄金バットだけになりました、すると黄金バットは月に向かって飛び去っていきました。
その黄金バットを見てです、尼崎の人達は心から思いました。
「黄金バット有り難う」
「私達を助けてくれて有り難う」
「お陰で尼崎の駅と線路は守られた」
「全部黄金バットのお陰よ」
「本当に有り難う」
こう言うのでした、そうして黄金バットを讃え心から感謝するのでした。駅も線路も無事なままで次の日もまた次の日もそれからも平和に電車が行き来しました。
黄金バット第五十九話 完
2024・9・29
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