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夢幻水滸伝

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第三百九十九話 不死使いその八

「ここはな」
「空軍もですね」
「力入れるわ、飛べる種族に獣やモンスターでな」
「編成されますか」
「そや、獣やモンスターもな」
 彼等もというのだ。
「退治して降ったら」
「軍に入れますか」
「労働用に使うこともすれば」
「牛や馬の様に」
「戦にも使うわ」
 こちらにもというのだ。
「戦場に出さんでも輸送にも使えるし」
「だからですね」
「そや」
 親父に話した。
「獣やモンスターもな」
「用いられますね」
「もうそうしてるけどな」
「空軍にもね」
「そうするわ、そして」
 そのうえでというのだ。
「浮島にも進出していくわ」
「浮島の街や村にもですね」
「使者を送って降ればよしで」
「降らないならですね」
「攻めるわ、僕もな」 
 リョサ自身もというのだ。
「術で飛べるしな」
「空軍を指揮されますね」
「そうするわ」
 実際にというのだ。
「これからは」
「そうされますか」
「そしてな」 
 そのうえでというのだ。
「どんどんな」
「勢力を拡大しますか」
「浮島も。そして」
 親父にさらに話した。
「ウルグアイを完全に統一するで」
「そうされますね」
「ああ、絶対にな」
「獣やモンスターも戦力として用いられるなら」
 社長はそれならとだ、リョサに話した。試合を観つつだが試合は両チーム拮抗していてお互いに無得点のままである。
「育てることもですね」
「するわ」
「左様ですね」
「そしてな」
 そのうえでというのだ。
「装備もな」
「整えますね」
「そうもしてな」
「強くしますね」
「酷使はせん」 
 リョサはそうすることも話した。
「大事にするで」
「人の様に」
「仲間になったんや」
 だからだというのだ。
「大事にせんとな」
「駄目ですね」
「人と同じくな」
「人も酷使せずに」
「獣やモンスターもな、死体なら魂もなくてな」
 そうであってというのだ。
「冥界から身体だけ呼び出した」
「中身のない器ですね」
「そうやさかいな」
 だからだというのだ。
「機械ともちゃう」
「機械も酷使すれば壊れます」
「粗末に扱うとすぐにな」
「ものも大事にすることですね」
「そや、しかし死体はな」
 ネクロマンサーとしての自分が使役する彼等はというのだ。 
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