金木犀の許嫁
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第七十話 忍者と武士その六
「国公立の大学なら」
「公務員ですね」
「私達の税金で生きていました」
「そうだったんですね」
「他にも色々間違ったことを言い」
マルクス主義に基づいてというのだ。
「日本と日本人の悪口ばかり言っても」
「そうでしたか」
「今もいますし」
そうした教授がというのだ。
「あの世界はおかしなままです」
「教授の人がそうなので」
夜空はここまで聞いて言った。
「先生の頂点の」
「学校の先生っておかしな人が多いのね」
真昼も言った。
「暴力とか性犯罪とか」
「物凄く多いのね」
「教授さんもセクハラとかしてるのね」
「やっぱり」
「表には出にくいですが」
幸雄はそれでもと話した。
「やはり」
「多いですか」
「大学では」
「学校の先生が何故問題のある人が多いか」
幸雄はこのことから話した。
「悪事が露呈しにくいからですね」
「そうですね」
夜空もそれはと頷いた。
「学校は閉じられた世界で」
「外に情報が出にくいです」
「だから口封じをすれば」
「それで、です」
「悪事がばれないですね」
「そして一番偉い人達なら」
そうした閉じられた世界でというのだ。
「悪事を為してもです」
「普通の先生よりもですね」
「見つかりにくいです」
そうなるというのだ。
「隠しやすいので」
「そうなんですね」
「セクハラも汚職も」
様々な悪事がというのだ。
「見つかりにくいです」
「とんでもないことですね」
「時折露呈しますが」
「物凄い数ですが」
「それでもです」
悪事の露呈が多くともというのだ。
「しかしです」
「少し出ていますね」
「氷山の一角で」
表に出た分もというのだ。
「実際はです」
「わかっていない悪事がですね」
「かなりあります」
「教授の世界も」
「左様です」
「嫌になりますね」
佐京はここまで聞いて顔を曇らせて述べた。
「そんな世界があるなんて」
「そうよね」
真昼も曇った顔で述べた。
「日本でも何処でもね」
「バチカンみたいですね」
「中世のね」
「日本はマスコミとです」
「学校の先生が酷いわね」
「本当にそうですね」
「最低な世界ね。忍者も」
自分達の祖先もというのだ。
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