スーパー銭湯美人

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第一章

　　　　　　　　　　　　　　　　スーパー銭湯美人
　温泉に入ると肌がよくなり美人になる、だが。
「東京にいたら」
「温泉ないっていうのね」
「ですよね」
　若いＯＬの津田神流黒髪をポニーテールにしていて大きな丸い目とやや丸顔で胸が大きく小柄な彼女は先輩の三森如月に言った。如月は黒髪を長く伸ばしやや面長の顔で色白で奇麗な二重の目とピンクの唇に奇麗なスタイルを持っている。二人は今会社の中で話している。
「東京は」
「ないわよ」
　如月は神流に話した。
「今神流ちゃんが言った通りね」
「ですから温泉美人なんて」
　神流はぼやく様に述べた。
「とても」
「いるわよ」
　だが如月は笑って答えた。
「ちゃんとね」
「東京にもですか」
「今日仕事が終わったら行く？」
「温泉にですか」
「そう、そこにね」
「東京に温泉ないって今言ったじゃないですか」　
　神流は何を言っているのかという顔で言葉を返した。
「先輩が」
「ええ、温泉はないけれどね」
「あるんですか」
「行けばわかるわ」
　こう言ってだった。
　如月は今は笑うだけだった、そして。　

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