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八条学園騒動記

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第八百四話 交流が終わりその四

「悪くないわね」
「そうね、それじゃあ」
「飲んでね」
「そうするわ」
 彰子の言葉に頷いてだった。
 七美はビールを飲み終えると白ワインを注文した、早速彼女の前にグラスに入った白ワイン透明なそれが来た。
 それを手にして一口飲んでだ、七美は言った。
「いいわね」
「美味しいでしょ」
「すっきりした感じでね」
 それでというのだ。
「いいわ」
「だから魚介類にも合うのよ」
「すっきりした味だから」
「アメリカとかでも魚介類だとね」
「白ワインも当然ね」
「そう、それでね」 
 彰子も今は白ワインを飲んでいる、そのうえで言うのだった。
「私もね」
「よく飲んでるのね」
「そうしてるのよ」
「そういうことね」
「フライやムニエルにも合うし」
「確かに合いそうね」
 飲んでみての言葉だった。
「じゃあおつまみにね」
「頼むのね」
「白見魚のフライあるから」
 品書きを見ればあった。
「それじゃあね」
「それを注文して」
「そしてね」
 そのうえでというのだ。
「そのフライを食べて」
「白ワイン飲めばいいわね」
「そうしたらね」
 こう話してだった。
 七美は実際に白身魚のフライを注文した、そしてそれが来てからまずはフライを食べた。それからだった。
 白ワインを飲んだ、一口飲むと彰子が尋ねてきた。
「美味しい?」
「いけるわ」
 七美はにこりと笑って答えた。
「かなりね」
「そうでしょ、白ワインは魚介類に合うのよ」
「言われている通りに」
「それでね」 
 そうであるからだというのだ。
「人気があるのよ」
「そういうことね」
「日本酒も癖があるでしょ」
「飲めない人は飲めないわね」
「お酒は相性があるから」
 それぞれの人でだ、酒とはそうしたものでもあるのだ。ただ飲んで美味く酔うだけのものではないのだ。
「それでね」
「日本酒が飲めない人はなのね」
「魚介類を肴にする時はね」
「白ワインを飲むのね」
「そうした人が多いのよ」
 そうだというのだ。
「これがね」
「そうなのね」
「だからね」
 それでというのだ。
「人気があるし私もね」
「好きなのね」
「私は日本酒も好きで」
 そうであってというのだ。 
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