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おぢばにおかえり

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第八十五話 奈良市その二十七

「そうしても」
「新一君がよかったらね」
「それに考えてみたら宗教違います」
 私にこうも言ってきました。
「大仏さんや大社見て行ってからですが」
「あっ、宗教が違うっていうのね」
「おみちとは」
「おみちは別にこだわらないから」 
 私は新一君にすぐに答えました。
「気にしなくていいわ」
「宗教が違ってもですか」
「ええ、お寺や神社にお参りしても」
 今日みたいにです。
「キリスト教の教会にもね」
「お参りしてもいいですね」
「行事を楽しんでも」 
 お参りだけでなくです。
「いいわよ、まあおおっぴらにはね」
「出来ないですね」
「他の宗教について言わないから」
 おもちはそうです。
「馬鹿にしたりとかね」
「それは全くないですね、確かに」
「他の宗教は他の宗教よ」
「けなすこともないですね」
「一切ね」
 本当にそれはありません、それどころか教祖伝には教祖様が仏教を深く信心されていたことが書かれている位です。
「ないわよ、それでね」
「お寺と科神社にお参りしてもですね」
「いいのよ」
「そうなんですね」
「だからね」
 私は新一君にさらにお話しました。
「クリスマスだってね」
「楽しみますね」
「お家の中でね」
 私のお家もそうしています。 
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