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ハッピークローバー

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第百七十三話 牛乳その六

「お鍋はお金の面でもよ」
「いいんだな」
「だからどんどんね」
「食うといいんだな」
「尚且つ案外作るの楽だし」
 このことは笑って話した。
「いいのよ」
「食材切ってお鍋に入れてか」
「それで出来るからね、お鍋にお水入れて昆布入れて」
「沸騰させたらな」
「昆布出して食材入れればいいから」
「後は煮えたら食うか」
「それでいいから」
 それ故にというのだ。
「もうね」
「作りやすいからか」
「もう最高よ、どんどんね」
「食うといいんだな」
「そしてね」
 そのうえでというのだ。
「栄養一杯摂って」
「大きくなるんだな」
「そうなってね」
「やっぱり食わないとな」
「身体も動かないでしょ」
「それで食いはじめてな」
 多くというのだ。
「それで今こうしてな」
「身体大きくするお話もしてるわね」
「そうなってるな」
「食べないと動けないし」
「大きくもなれないな」
「北朝鮮みたいだと」
 それならというのだ。
「まともに動けないし」
「大きくなれないな」
「あそこの人達実際にね」
「動けないよな」
「何でも体格もね」
 こちらもというのだ。
「かなりね」
「痩せてるだけじゃないな」
「小柄らしいしね」
「食わないと本当にそうなるんだな」
「だから鳴海っちはね」
「食うことだな」
「それこそ力士さんみたいにね」
 そのレベルでというのだ。
「食べるといいわ、あとバナナもね」
「いいんだな」
「体格大きくする為にはね」
「バナナ栄養あるからか」
「そう、何でもプロレスラーの人もね」
 この仕事の人達もというのだ。
「身体大きくしたい時はね」
「バナナ食うんだな」
「実際レスラーの人大きいでしょ」
「力士さん並にな」
 鳴海も確かにと答えた。
「猪木さんで小柄だったしな」
「あの人大きかったから」
 普通に見ればというのだ、あの華麗にしてダーディーなファイトで知られる偉大なレスラーはあの世界では小柄な方だったのだ。
「実際はね」
「それはな」
「そんな世界だから」
「皆大きいな」
「それで大きくしたいなら」
 それならというのだ。
「バナナもね」
「いいんだな」
「安いしね」
 かな恵はまたこう言った。 
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