| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

夢幻水滸伝

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第三百九十四話 ウルグアイでの合流その九

「戻ってね」
「指揮を執られますね」
「そうするわ、ではウルグアイは任せるわ」
「わかりました」
 マルタだけでなくアマードも頷いて応えた、アレンカールは二人にウルグアイのことを任せるとすぐにだった。
 ゴヤに戻った、そこでマリアとイザベルに話した。
「セスペデスちゃんガブリエラちゃんの軍を連携してね」
「そうしてですか」
「動いていきますか」
「具体的には南下して」
 そうしてというのだ。
「ロザリオを目指すわ」
「そしてそこからですね」
 イザベルが問うた。
「ブエノスアイレスを」
「そう進んでいくわ」
「やはりそうですか」
「そしてチリやけど」
 アレンカールはこちらの先生んのことも話した。
「あっちは水軍とも連携してね」
「南下していますね」
 マリアが応えた。
「そうしていますね」
「それで海岸部を伝っていってね」
 そうして南下していてというのだ。
「コピアポに入ったわ」
「あの街に」
「チリ方面はそうなっているわ」
「順調と言えますね」
 マリアはチリの戦局を聞いて述べた。
「それやと」
「あそこは南北に長い山岳国家やから」
「山道を進みつつ」
「海からも進んでね」
「そうして攻めていくことですね」
「補給もね。実際にそうして攻めてるから」
 だからだというのだ。
「順調によ」
「攻めていけていますね」
「山岳地帯も攻め方よ」
 攻めるのに困難とされるがというのだ、高く険しい地域はそれだけで防御効果が存在しているのだ。
「あと空からもね」
「攻めていますね」
「偵察も行ってね」
 チリでもというのだ。
「そうしてよ」
「攻略を進めていますね」
「そう、そしてね」 
 そのうえでというのだ。
「今はね」
「チリも攻めていきますね」
「チリの敵軍は四万で」
 それだけの数でというのだ。
「主力は山岳地帯の遊撃戦力として」
「それぞれの街に兵を配していますね」
 マリアが言ってきた。
「問題は主力ですが」
「そちらと戦いつつ海岸からもね」
「蛙跳びの要領で、ですね」
「攻めていっているわ、そうしてね」
「南下していき」
「サンチアゴを目指してもらっているわ」
 この街をというのだ。
「今はね、水軍のエチェニケちゃんがいい働きをしてくれて」
「海からも攻められて」
「いい具合に攻めてくれているわ」
「水軍ですね、やはり」
「そう、チリみたいな場所を攻めるならね」
 そうする時はというのだ。
「やはりね」
「それで攻めていき」
「サンチアゴを目指してもらっているわ」
 そうだというのだ。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧