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夢幻水滸伝

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第三百九十四話 ウルグアイでの合流その八

「今は軍を撤退させてもええわ」
「モンテビデオからですね」
「そう、そしてね」
 そのうえでというのだ。
「アルゼンチンまで撤退させて」
「街を手に入れてもええですか」
「そうよ」
 そうしてもいいというのだ。
「今は街をてにいれることが第一で」
「敵軍を倒すことやないですね」 
 アマードが問うた。
「そうですね」
「そうよ、敵軍はね」
「アルゼンチンにおいて」
「倒してもええから」
 だからだというのだ。
「ここはね」
「撤退してもらってもええですね」
「そうよ、それであたいはね」
 アレンカールは自分のことも話した。
「後はね」
「アルゼンチンに戻られますね」
「そうするわ」
「そしてあちらで戦われますか」
「あちらには十四万の兵がいてね」
「まさに敵の主力ですね」
「その彼等と戦うわ」
 そうするというのだ。
「七十万の兵でね」
「大軍ですね、敵軍から見て五倍近いです」
「これだけの兵で一気によ」
「勝敗を決するおつもりですね」
 マルタが問うた。
「戦の前に迅速にと仰いましたが」
「そう、数と装備を活かしてね」
 そのうえでというのだ。
「言った通りにね」
「大軍で以てですね」
「決着をつけるわ、それで貴方達はウルグアイをお願いね、敵がモンデビデオから川を渡ってアルゼンチンに退くなら」
 その場合はというと。
「モンテビデオを掌握して貴方達も川を渡って」
「アルゼンチに向かい」
「そしてね」
 そのうえでというのだ。
「こっちと合流してね」
「その時はですね」
「ウルグアイに五万置いて」
 そうしてというのだ。
「残る二十五万を率いてね」
「合流ですね」
「そうしてね、敵軍の数が二十万を超えても」
「こちらは九十万を超えます」
「やっぱり数は四倍以上になるから」
 この場合もというのだ。
「勝てるわ」
「数の有利さを活用しますか」
「存分にね、ほなね」
 まさにというのだった。
「そうして戦っていくから」
「アレンカールさんはアルゼンチンに戻られますね」
「今は軍はゴヤとレコンキスタに集結していて」
 そしてというのだ。
「ボリビアから攻めた軍もサンチアゴデルエステロに入ったわ」
「そこまで至りましたか」
「軍はこのまま南下して」
 そうしてというのだ。
「ロザリオをね」
「掌握しますか」
「そうするから」
 だからだというのだ。 
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