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夢幻水滸伝

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第三百九十三話 パンパを目指しその八

「その後に続く飛行船の船団でもね」
「爆撃を行いますね」
「そしてね」
 そのうえでというのだ。
「アマードちゃん達が率いる陸軍がよ」
「攻撃しますね」
「それで飛兵の部隊がね」 
 今度は彼等の話をした。
「空から援護して」
「攻撃していきますね」
「そう、そしてね」
 そのうえでというのだ。
「敵の前線を破壊するわ」
「そして南下していきますね」
「ええ、ただ補給はね」 
 これはというのだ。
「考えないとね」
「あきませんね」
「勢力圏内は鉄道も充実していて」
「補給も容易ですが」
「そやけどね」
 それがというのだ。
「アルゼンチンに入ると」
「こちら程充実していません」
「道もだから」
 それでというのだ。
「迂闊に深く攻め込むことはね」
「しないですね」
「そう、それでボリビアやパラグアイから入る軍と合流してから」
 それからというのだ。
「積極的にね」
「攻めていきますね」
「そこで物資の集積地も設けて」
 そうしてというのだ。
「そこを足掛かりにしてね」
「攻めていきますね」
「ええ、レコンキスタとゴヤね」
 アレンカールは二つの街を話に出した。
「それは」
「あの二つの街ですか」
「ラプラタ川を挟んでいるね」
「そちらを拠点にして」
「ブエノスアイレスを目指すわ」 
 敵の本拠地と言えるその街をというのだ。
「そうするわ」
「川を使いますか」
「そう、水運をね」
 ケツアルコアトルに話した。
「利用してね」
「補給を行いますね」
「ええ、陸運があまりよおないなら」
 それならというのだ。
「ここはね」
「水運を用いますね」
「そうするわ、それでまずはね」
「あの二つの街を目指しますね」
「そしてね」
 そのうえでというのだ。
「掌握するわ、そこで足場を固めて」
「ボリビア、パラグアイから来る軍を待ちますか」
「合流する様に援護もするし」
「ではウルグアイも」
「ええ、攻めるわ」 
 この国もというのだ。
「そのうえでよ」
「主力は二つの街を目指しますね」
「三十万を向かわせて」 
 ゴヤとレコンキスタにというのだ。
「残る三十万でね」
「ウルグアイを攻めますか」
「そうするわ、まずはポサーダスを攻めるわ」
 この街をというのだ。 
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