新オズのブリキの樵
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第十一幕その六
「いつも泳いだらね」
「よく手入れしているね」
「君はね」
「こうしないとね」
臆病ライオンに笑顔で言いました。
「僕はね」
「駄目だね」
「ブリキの身体はね」
「錆びるね」
「今はステンレスでね」
そのブリキの身体はというのです。
「錆びなくなっていても」
「やっぱりよくないからね」
「ブリキにお水はね」
「だからだね」
「本当に丹念にね」
そう言っていい位にというのです。
「手入れはね」
「しっかりして」
「そしてね」
そのうえでというのです。
「泳いだ後も快適に」
「いられる様にしているね」
「そうなんだ」
まさにというのです。
「僕はね」
「いつもだね」
「そうしているよ」
「そして」
それにというのでした。
「磨いたしね」
「その分奇麗にもなったね」
「そう、磨くとね」
そうすると、というのです。
「それでね」
「奇麗になるね」
「僕もそうでね」
そうであってというのです。
「誰でも何でもね」
「磨くとだね」
「お掃除したり手入れするとね」
「奇麗になるね」
「そうだよ」
こう臆病ライオンにお話します。
「そうなるよ」
「まさに何でもだね」
「だからね」
それでというのです。
「あの娘達もね」
「いつも磨いているからね」
「奇麗でね」
そうであってというのです。
「可愛いんだ」
「そういうことだね」
「そうだよ、逆に何もしないとね」
「奇麗にならないね」
「そう、けれどね」
「磨いたりお掃除したりね」
「手入れをしたりするとね」
そうすると、というのです。
「奇麗になるから」
「皆そうするべきだね」
「そう、美人もお風呂に入らないと不潔になるし」
かかしも言います。
「逆にお顔をどうかと言われる人も」
「お風呂に入るとね」
「奇麗になるから」
「そういうことだね」
「何でもね、じゃあね」
「バーベキューにしよう」
それを食べようとお話してでした。
実際に皆でバーベキューの準備をしてそのうえで食べていきます、飲みものも色々と出して楽しみます。
モジャボロはその中で林檎ジュースを飲みつつ言いました。
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