新オズのブリキの樵
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
第十一幕その五
「そうしたことからも見てもね」
「アイドルの娘達は立派ね」
「可愛いだけか」
「決して違うわ」
「そしてその可愛さもね」
こちらもというのです。
「努力あってだから」
「つくづく努力あってこそね」
「努力しないと」
さもないと、というのです。
「アイドルにはなれないよ」
「まさにそうよね」
「何も努力しないなら」
「何もなれないわ」
ドロシーはきっぱりと言いました。
「もうね」
「その通りだよ、何かになるにはね」
「努力することよ」
「努力してこそアイドルになれて」
「他のものにもなれてね」
「逆に努力しないなら」
それならというのです。
「もうね」
「何にもなれないわ」
「本当にね」
「そうよね、私達も同じだしね」
「努力して何かになれてね」
「よくなるわ」
まさにというのでした。
「本当にね」
「そうだよ、だから色々とね」
「努力していきましょう」
「そうしていこう」
「皆ね」
「それぞれね」
「その通りだよ、それでね」
ここで、でした。かかしが言ってきました。
「お昼にはね」
「バーベキューだね」
「それを楽しもう」
「そうしようね」
樵も笑顔で応えました。
「その時は」
「お肉を焼いて」
「他のものもね」
「全部そうして」
「そのうえでね」
「ちゃんと整えて」
「そしてね」
そのうえでというのです。
「皆で楽しもう」
「バーベキューもね」
「飲みものも出して」
「賑やかに」
「川で泳いで」
「バーベキューも楽しむ」
「そして午後もね」
食べてからもというのです。
「一緒に遊んで」
「午後も遊ぶことがあるし」
「それならね」
さらにお話します。
「午後の準備もして」
「そうしてね」
「楽しもう」
「今日は川辺でね」
笑顔でお話して二人も川で泳ぎ巻いた、それが終わると樵は全身を丹念に拭きました。そうしてからです。
全身に油を塗って関節にもさしました、臆病ライオンはそれを見て言いました。
ページ上へ戻る