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デッドコピー

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第二章

 この銃は問題外でとても戦いで使えない、中尾も大関も思っていた。だがウクナイナの戦争に北朝鮮がロシアについて参戦し。
 この銃も用いたがこれがだった。
「他の装備も酷いですが」
「銃もだね」
「大砲とかも旧式とか酷いコピーで」
「銃もそうでね」
「酷いらしいですね」
「全く、幾ら軍隊の数が多くても」
 中尾は首を傾げさせつつ話した。
「百万あっても」
「あんな装備だと」
「銃もね」
「戦えないですね」
「今は二〇二〇年代だよ」
 中尾は真顔で話した。
「一九五〇年代なんて七十年前じゃないか」
「うちのお祖父ちゃん七十代です」
「それでまともに戦えるか」
「ドローンまで飛んででレールガンの話が出てる時代に」
「そんな筈がないよ」
「ましてそんな時代の技術で今の銃をコピーしたら」
「まともにならないよ」
「そうですよね」
 大関も頷くことだった。
「絶対に」
「それをやるからね」
「てんで戦力にならないのも当然ですね」
「弾薬の質も悪いし」
「碌なものじゃないですね」
「コピーするにもそれに見合った技術でないと」
 さもなければというのだ。
「まともにならないよ」
「全くですね」 
 こんな話をしてだった。
 ウクライナの戦局を見た、すると北朝鮮軍は相変わらずだった。昔の技術で現代を戦っている結果が出ていた。


デッドコピー   完


                2025・5・21 
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