新オズのブリキの樵
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第十幕その十一
「これは常識でもね」
「言っておくものだね」
「だからね」
そうであるからだというのです。
「本当にね」
「そのことはね」
「しっかりとして」
そうしてというのです。
「政策としてもね」
「言おうね」
「こうしたら駄目ああしたら駄目じゃなくて」
かかしは笑顔で言いました。
「こうしたらいいああしたらいいとね」
「オズの国らしくね」
「言おうね」
「そうしようね、オズの国ではね」
樵も言いました。
「法律は禁止じゃなくてね」
「こうしたらいいああしたらいいの」
「やっていいことを示す」
「そうしたものでね」
そうであってというのです。
「禁止はしないよ」
「そうだね」
「だからね」
それでというのです。
「今回もね」
「そうしていこう」
こうお話します、ドロシーもそのお話を聞いて言いました。
「オズの国の法律はそうなのよね」
「禁止じゃなくてね」
「道標みたいにね」
「ああしようこうしよう」
「そうしたものでね」
そうであってというのです。
「禁止じゃなくてね」
「したらいいことをお話する」
「そうしたものだから」
それでというのです。
「見ていていいわ、文章もね」
「法律のそれもだね」
「穏やかでね」
そうであってというのです。
「優しい文章でね」
「いいね」
「外の世界だと」
法律の文章はというのです。
「堅苦しくて禁止のことばかりで」
「オズの国のものと全く違うね」
「そうなのよね」
「そこも外の世界は違うね」
「だからね」
そうであってというのです。
「私もそこが嬉しいわ」
「オズの国にいてね」
「ドロシーはその法律も定めるしね」
「オズマ、、ベッツイ、トロット達と一緒にね」
オズの四人の王女達がお話をしてです。
「決めているわ」
「そうだね、オズの国全体の法律をね」
「そうしているわ」
まさにというのです。
「私達はね、ただね」
「ただ?」
「いえ、私達はオズの国全体の法律を決めていて」
そうしていてというのです。
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