金木犀の許嫁
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第六十四話 両親が戻ってその十一
「お孫さんもよ」
「同じね」
「皆でね」
それこそというのだ。
「一緒にね」
「幸せになるのね」
「そうなることがね」
まさにというのだ。
「絶対よ」
「そうなのね」
「二人から」
夫婦からというのだ。
「さらにね」
「幸せになる」
「そう」
まさにというのだ。
「そうなることよ」
「二人からなのね」
「皆で」
「そうなるのね」
「家族が増えたら」
真昼はそれならというのだ。
「その分ね」
「幸せにならないと駄目ね」
「夫婦だけが幸せでも」
子供が出来ればというのだ。
「駄目でしょ」
「子供達皆が幸せじゃないと」
「そう、それでね」
真昼はさらに話した。
「孫が出来たら」
「孫も皆なのね」
「幸せになる様にね」
「しないと駄目ね」
「幸せは独り占めするものじゃなくて」
そうではなくというのだ。
「夫婦ひいては家族がね」
「皆幸せになる」
「そうしたものであってね」
それでというのです。
「夫婦からね」
「家族皆ね」
「犬か猫か」
真昼は話題を変えて話した。
「ペットを迎えたらね」
「ペットも幸せにする」
「家族だからね」
ペットもというのだ。
「そうしないとね」
「駄目ね」
「そうなるわ」
「皆幸せにしないと駄目ね」
「家族はね、そのことは私もね」
真昼自身もというのだ。
「よくね」
「覚えておくのね」
「そうするわ、それでね」
「皆で幸せになるのね」
「そうならないとね」
「家族は駄目ね」
「そうだと思うわ」
こう夜空と佐京それに白華に話した、そうした話をしているところで豊が来てだった。今度は別の話になるのだった。
第六十四話 完
2025・3・1
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