世界の礎
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第十六話 地下世界へその十
「何の能力がなくとも居座れるからな」
「そうした世界なので」
「だからだ」
それ故にというのだ。
「腐っていくばかりだ、しかし教育は重要だ」
「はい」
コロコテシュが言ってきた。
「人材を育てるので」
「まさに国の柱の一つだ」
「政においても」
「その為教師はな」
今話している者達はというのだ、義青は起きた世界の日本の教育の惨状を思い出しつつ話していった。
「本来は有能な人材をだ」
「揃えるべきですね」
「そうしなければならない」
絶対にというのだ。
「本来はな」
「だからですね」
「風通しもよくする、外部との交流もだ」
「行う様にして」
「また警察も何かあるとな」
教師が悪事を犯せばというのだ。
「その時はな」
「立ち入るのですね」
「そうなる様にしてな」
そしてというのだ。
「屑は排除してだ」
「有能な人材を入れる」
「教育大学や課程で確かに育てたな」
そうしたというのだ。
「人材を入れてだ」
「よい状況にしますね」
「そうする、小学校いや幼稚園からだ」
そこからというのだ。
「優れた人材を置く」
「教師は」
「そうする、いいな」
「教育はそうしますね」
「力を入れてな、間違っても極端に偏った思想の組織に支配させる」
日教組、日本教職員組合のことを念頭に話した。北朝鮮の教育を理想とする様な恐ろしい組織をだ。
「そんなことはさせないことだ」
「そうした組織は閉鎖的であり」
「身内の悪事を隠すからな」
組織に所属している者達のというのだ。
「だからだ」
「それで、ですね」
「そうした組織があると見ると」
「排除ですね」
「潰す、必ず悪事を犯しているからな」
そうした組織はというのだ。
「それを見付け出してだ」
「排除しますね」
「そうする」
「教育はそうしますね」
「教育内容も重要だが」
それと共にというのだ。
「教える者達もだ」
「重要であるので」
「変えていく」
「そうしますね」
「そしてだ」
そのうえでというのだ。
「よりよい人材を育てさせてな」
「世に送り出し」
「そしてだ」
そのうえでというのだ。
「彼等にもだ」
「この世界の礎を築いてもらいますね」
「そうしていく」
まさにというのだ。
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