るーみっくキャラオールスター対大谷翔平選手
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最終話 戦いが終わってその十一
「輝いていますね」
「阪神の場合は」
「歴史があり活躍があり」
「まさに不磨です」
校長はこうまで言った。
「そのままで輝いています」
「阪神のユニフォームと背番号は」
「その中でもです」
校長はさらに言った。
「三つの永久欠番は別格です」
「十、十一、二十三やな」
ラムの父が腕を組んで応えた。
「ほんまな」
「三つ共違いますね」
「十は藤村さんでな」
藤村富美男、初代ミスタータイガースと言われた坂口安吾も絶賛したまさに生粋のスーパースターである。
「十一は村山実さん」
「ザトペック投法ですね」
「あの人でな」
「二十三は吉田義男さんです」
校長はこの人の名前も出した。
「牛若丸です」
「あの人もやな」
「この三つの背番号はです」
「まさに別格のな」
「最高の人達です」
阪神の中でもというのだ。
「そう言うしかありません」
「ほんまそやな」
「ですから私達もです」
ここにいる誰もがというのだ。
「この方々の番号は持っておられないですね」
「歴代はあるな」
あたるは周りを見回して述べた。
「二十二でも田淵さんと藤川さんがいる」
「そうっちゃね」
ラムが見てもそうだった。
「十六でも三宅さんがいてっちゃ」
「岡田さんもいるな」
「それぞれっちゃ」
「しかしだ」
それでもというのだ。
「十、十一、二十三はないな」
「永久欠番はっちゃ」
「流石に恐れ多いからな」
弁天が真顔で述べた。
「永久欠番になるとな」
「あの人達の貢献を考えると」
おユキも言った、見れば彼女は江夏で弁天は小林繁である。
「やっぱりね」
「恐れ多いよな」
「ええ」
おユキはその通りだと答えた。
「本当に」
「皆そう思うよな」
「やっぱりね」
「永久欠番はやっぱり違うわ」
ランも言った、ランはカーランドだ。
「何と言ってもね」
「そうなのよね」
しのぶは金本の背番号を持ちつつ応えた。
「流石にね」
「ええ、だから皆ね」
「避けているわね」
「偉大過ぎて」
「素晴らしい方々でした」
校長は感涙さえして語った。
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