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るーみっくキャラオールスター対大谷翔平選手

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最終話 戦いが終わってその三

「得点は十位、ホームラン数も十一位よ」
「最下位なくてよかったな」
「そうだけれどね」
「打率はセリーグ最下位ですね」
 四谷も自分のスマートフォンで確認して述べた。
「これではです」
「ペナント心配ね」
「貧打に泣かされそうです」
「本当にね」
「得点は確かに十位ですが」 
 四谷はそれでもと話した。
「十一位のチームと一点差とは」
「やっぱり深刻ね」
「やはりです」 
 四谷はさらに言った。
「頼りになる助っ人が欲しいです」
「バースさんみたいな」
「バースさんと言えばジンクスがありますが」
 それでもというのだ。
「しかしです」
「それでもよね」
「打ってくれる人が欲しいです」
「何故ここまで伝統的に打てぬのか」
 コロンも首を傾げさせた。
「全く以てわからん」
「全くじゃ」
 五代の祖母も言って来た。
「ダイナマイト打線と言ってもな」
「打つ時は僅かじゃ」
「大抵は打たず」
「肝心な時に負けておる」
「毎シーズンじゃ」
「困ったことじゃ」
「だから大谷選手には来て欲しかったんだがな」 
 松阪はそれでもと話した。
「負けたから仕方ねえな」
「諦めるしかない」
 コロンは松阪にも話した。
「もうな」
「そうだよな」
「負けたならのう」
 それならというのだ。
「最早じゃ」
「そうだよな」
「だからじゃ」
 それでというのだ。
「この度はな」
「仕方ねえな」
「諦めるしかない」
「育成じゃ」
 五代の祖母はそれだと話した。
「やはりな」
「そうは言ってもなあ」 
 五代は自分の祖母の言葉を受けて言った。
「いつもだよな」
「バッターはあまり育たぬ」
「そうなんだよな、田淵さんや掛布さんが出ても」
「全体で見るとじゃ」
「阪神はピッチャー主体のチームで」
「打線は弱い」
「そうなんだよな」
 こう祖母に話した。
「困ったことに」
「思えばな」
 五代の祖母はさらに話した。
「二リーグ制になってからか」
「ずっとなんだ」
「打線は弱いままじゃ」
「そうなのです」
 修道院長も言ってきた。
「阪神はダイナマイト打線と言われていましても」
「投手陣のチームで、ですね」
「はい」
 アンジェラに話した。 
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