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夢幻水滸伝

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第三百八十九話 カリブ海の海賊その五

「自分も丘に上がることが多なったが」
「船長ではですね」
「次第になくなってきてるな」
「それでは」
「ああ、あんたやってくれるか」 
 船員に言った。
「新しい店長にな」
「わしがですか」
「ああ、それだけの力量はあるわ」 
 船員のデータを確認して話した。
「そやからな」
「わしが次の船長ですか」
「それで自分は海に出る時はな」
 これからはというのだ。
「何隻もの船を動かすな」
「ボスですね」
「ああ、軍隊で言うと司令官やな」
「それになりますか」
「そや、そうなってな」
 それでというのだ。
「海賊団全体を動かすわ」
「そうされますか」
「これからはな」
「そうですか」
「これからは事業も拡大して」
 そうもしてというのだ。
「それでな」
「海賊団のボスとして働く」
「そうしてくわ」 
 こう話してだった、インファンテは様々な事業を展開し利益を拡大しそのうえで複数の海賊船を率いて賊やモンスターと戦い。
 ハバナだけでなくキューバの海全体を守る様になった、するとだった。
「ハバナとその周りの街や村からか」
「はい、統治して欲しいとです」
 その様にというのだ。
「申し出てきています」
「それってあれやな」
 彼は船で船長となって働いている船員に話した。
「もうな」
「勢力の棟梁ですね」
「そうなるな」
「左様ですね」
「勢力を立ち上げるんやな」
 荷物の運搬の指揮をしつつ話した。
「要するに」
「そうされますか」
「これからどないするか考えてたけどな」  
 インファンテは真面目な顔で話した。
「この世界を救う為に」
「海賊として」
「他の仕事もやってきたが」
「勢力を持って欲しいとです」
「それで治めて欲しいとやな」
「声が来ています」 
 ハバナとその周りの街や村からというのだ。
「その様に」
「海賊がな」
「いえ、星の方なので」
 船員は微笑んで話した。
「そして多くの賊やモンスターを倒していますね」
「そこから自分の評判がよおなってるか」
「事業でも有名になっていて」
 このこともあってというのだ。
「その経営も評判です」
「ええ経営やてか」
「それで、です」
「勢力を立ち上げて欲しいとか」
「それぞれの街や村から声があがっています」
「その声は大きいか」
「日増しに高まっています」
 そうなっているというのだ。
「これが」
「そやったらな」
 インファンテはここまで聞いて言った。
「その声がもっと高まったらな」
「その時はですか」
「ああ、勢力を立ち上げさせてもらうわ」
「今すぐではないですか」
「もっと声が高まったらな」
 そうなればというのだ。 
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