| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

夢幻水滸伝

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第三百八十九話 カリブ海の海賊その四

「より多くの戦力でや」
「ハバナの海の賊やモンスター達を倒し」
「そしてな」
「治安をよおしますね」
「ひいてはな」 
 さらにだ、インファンテは船長に話した。
「ハナバの海だけやなくて」
「他の海もですか」
「キューバの周りのな」
 そうしたというのだ。
「海を守ってな」
「治安をよくしますか」
「そうしたい、そやからな」
「海賊団を拡大しますね」
「お金と相談もしてな、賊やモンスターを倒すだけやなくて」
 それに加えてというのだ。
「商いもするか」
「商いですか」
「オーナーともお話をしてな」
 ホテルや宿屋を経営している彼と、というのだ。
「そうしてな」
「そのうえで、ですね」
「やっぱり海賊稼業だけやとな」
「収入に限りがあるので」
「そやからな」
 だからだというのだ。
「商いもするで、海賊は元々商いもするな」
「そちらも」
 船員も否定しなかった。
「あと漁もします」
「そや、商いに漁もしてな」
「収入を多くして」
「やってくで」
「海賊団を大きくして」
「活動してくで」
 この言葉通りだった、インファンテは丘に上がるとオーナーと話をして海運業をはじめ漁業も行う様にした、するとだった。
 カリブ海全域それにアメリカとも商いをしてだった。
「いや、かなりです」
「収入が増えました」
 オーナーも船員もインファンテにハバナのパブで話した、この店も実はオーナーが経営している店である。
「海運業や漁業もはじめて」
「そちらの商人や漁師も仲間になりまして」
「今や我々はハバナ一の勢力です」
「商業や漁業でも」
「そやな、これでや」
 インファンテは木のジョッキでラム酒を飲みつつ話した。
「お金は困らん様になった」
「船を何隻か持ちましても」
「そや」
 オーナーにまさにと話した。
「そうなってきたわ」
「いい流れですね」
「このまま仕事を拡大してくわ」
「海運も漁業もですね」
「両方やってな、それとオーナーのホテルもな」
「拡大して」
「こっちの方もな」
 ラム酒も飲んで話した。
「もっとな」
「お酒をですか」
「売っていって」
「収益を得ますか」
「そうしていこうな」
「海賊だけでなくですか」
 船員はインファンテのわをここまで聞いて言った。
「そうしたお仕事もいていきますか」
「そや、そしてな」
 そのうえでというのだ。
「まずはお金と人手や」
「両方ですか」
「拡大していくのはな、それでな」
 インファンテは今度はベーコンを焼いたものにフォークを刺して口に入れた、それを食べつつ言った。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧