るーみっくキャラオールスター対大谷翔平選手
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第十二話 試合になりその十四
「否定はしない」
「そうだな」
「この通りだからな」
「しかしあんたのお母さん羨ましいって言うたんやったな」
右京は飛麿に問うた。
「このいがみ合いが」
「そうだ」
飛麿は右京にも答えた。
「ママはな」
「あたるちゃんの言う通りほんま追い詰められてたんやな」
「どうもな」
「まあ飛麿君と飛鳥ちゃんの仲はちょっと、だし」
畑中はその彼に寄り添う飛鳥を見て言った。
「それも仕方ないと言えば言えるかな」
「そうですか?」
俊平は先輩の言葉にどうかという顔で応じた。
「幾ら何でも面堂家とはです」
「比較にならないかな」
「こんなのですよ」
今もいがみ合うそちらの兄妹を指差して言った。
「ですから」
「そうかな」
「はい、あんまりですよ」
比較対象としてはというのだ。
「非常識な位ですから」
「そうなるかな」
「はい、ただ何だかんだで」
いがみ合っていてもというのだ。
「兄妹ですよね」
「うん、確かに」
「安心出来ます」
そうだというのだ。
「死なないので」
「死にそうになってもね」
「お兄さんの方が」
「まあ兎に角だ」
パンスト太郎はこう言った。
「掃除で人手出してくれてヘリで送ってくれるならな」
「助かるわね」
「ああ」
いぶきにそうだと答えた。
「俺もな」
「貴方中国に帰らないの」
「東京に戻ってからだ」
「それからなの」
「ああ、少しオカマ野郎の家で休ませてもらってな」
「わしの家だよ」
早雲が即座に突っ込みを入れてきた。
「寝泊りは道場でしてね」
「悪いな」
「ご飯は出すけれど」
「一日休ませてもらってな」
「中国に帰るんだね」
「変身してな」
そのうえでというのだ。
「そうするな」
「それではね」
「そういうことね」
いぶきもここまで聞いて頷いた。
「それならね」
「ああ、まずは掃除してな」
「面堂君のヘリで帰るのね」
「そうしような」
「それじゃあね」
「そしてな」
パンスト太郎はさらに言った。
「俺としてはな」
「どうしたの?」
「中国に帰ったらまた呪泉郷に行ってな」
「修行するの?」
「そして何かの生きものの泉に入ってな」
そうもしてというのだ。
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