凍り付いた猫
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第一章
凍り付いた猫
ペンシルバニア州ピッツバーグで生きもの特に猫の保護活動を行っていて猫のコーディネーターもしているカーリー=トス黒い髪の毛と目のややふっくらした白人の中年女性の彼女は外で猫の保護活動、野良猫を保護するそれを行っている時にだった。
所属している施設の同僚からだ、携帯電話で言われた。
「そっちはどうかしら」
「今終わったわ」
トスは同僚にありのまま答えた。
「保護したわ」
「そう、こっちにも来てくれるかしら」
同僚は彼女に強張った声で言った。
「すぐに」
「大変な子がいるのね」
「そうなの」
その通りという返事だった。
「本当にね」
「わかったわ」
トスは一も二もなく答えた、今ピッツバーグは吹雪の中にあるがそれでもだ。
「それじゃあね」
「ええ、お願いするわ」
「それじゃあね」
こう話してだった。
トスはすぐに車でその場所に向かった、すると。
そこに黒と白の毛の雌猫がいたが。
「えっ、この娘」
「ええ、この通りね」
同僚は暗い顔で答えた。
「身体が凍り付いていて」
「危ないわね」
「もう動物病院に連絡したら」
「すぐに連れて行くのね」
「そう、そしてね」
そのうえでというのだ。
「もう病院も準備してくれているから」
「この娘を助ける」
「すぐに連れて行かないと。けれどね」
それでもというのだ。
「連れて行く間にどうなるかわからないから」
「私なのね」
「お願いしたいの、貴方はプロだから」
「猫のコーディネーターだから」
「ええ、あっためてくれたりしてくれるわね」
「やらせてもらうわ」
ここでもだ、トスは一も二もなく答えた。
「それじゃあね」
「お願いするわね」
「そうさせもらうわ」
すぐにその猫を保護した、そして身体に付いている氷を取って車の中にあった毛布dえ身体を包み車の暖房の温度を極限まで上げてだった。
猫を温めた、そうして病院に到着すると。
「お願いするわ」
「任せて下さい」
すぐにだった。
看護師のリジー=ショー、ブロンドの長い髪の毛と青い目の優しい顔立ちの彼女が応えてくれて既に準備をしていたスタッフ達がだ。
必死に治療を行った、猫は徐々に体温を取り戻してだった。
「何とかです」
「助かったのね」
「はい、ですが左の後ろ脚を怪我していて」
「車に跳ねられたのかしら」
「多分。それで動けなくなりまして」
「この寒波の中で凍ったのね」
「そうかと」
こうトスに話した。
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