博士の挑戦状
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第二百四十二話
第二百四十二話 野球ゲームも
小田切君はPCエンジン初期の野球ゲームもしてみた、それはワールドスタジアムというゲームだったが。
「ファミスタですね」
「ファミリーコンピューターで言うとな」
博士はこう答えた。
「それじゃ」
「そのシリーズですね」
「それがPCエンジンでも出てじゃ」
「このタイトルになりましたね」
「うむ、それでどうじゃ」
博士は小田切君にプレイしてみての感想を尋ねた。
「面白いか」
「はい、かなり」
小田切君は博士に笑顔で答えた。
「面白いです」
「ファミリーコンピューター版に負けておらんな」
「全く、それでこのチームですが」
今動かしている黒いユニフォームのチームについて話した。
「物凄く強いですね」
「選手の名前でわかるな」
「野球漫画やアニメの登場人物ですね」
「そのままチームにしたな」
「オールスターチームですね」
「だからじゃ」
そうしたチームであるからだというのだ。
「その強さはな」
「かなりですね」
「まさに無敵じゃ」
その強さはというのだ。
「それで有名じゃった」
「強いいえ強過ぎるので」
「そうじゃ」
まさにその通りだというのだ。
「投げたボールは消えるしな」
「エラーしないし守備の動きは異常に速くて」
「肩も強いな」
「しかも空振りないですね」
「空振りしようとすればな」
その時はというのだ。
「どれだけバットからボールが離れていてもな」
「当たりますし」
「だからじゃ」
そうであるからだというのだ。
「無敵じゃ」
「二塁盗塁したら三塁までいけたり」
そうした選手もいた。
「もう滅茶苦茶ですね」
「それで誰がどの作品のキャラかわかるか」
「はい、よく」
小田切君はまた答えた。
「そのことも」
「そうじゃな、兎に角な」
「このチームは無敵ですね」
小田切君はあっという間にコールド勝ちしたうえで言った、実際にそのチームは恐ろしいまでに強かった。
第二百四十二話 完
2025・2・2
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