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るーみっくキャラオールスター対大谷翔平選手

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第十二話 試合になりその十一

「これで、です」
「お掃除してな」
「立つ鳥跡を濁さずで」
「奇麗にしてな」
「帰りましょう」
「東京までな」
「東京も懐かしいですわ」
 小太刀も言ってきた。
「今では」
「そうですね」
「暫く離れていましたが」
「全てが終われば」
「帰りますわ」
「そうしましょう、その時は」
 了子はさらに言った。
「牛車で帰りましょう」
「それだと何日かかるのよ」
 珊瑚が突っ込みを入れた。
「牛車って」
「おそらく月単位で」
「いや、それはないから」
 流石にとだ、珊瑚は返した。
「月単位って」
「そうですか」
「そういえば」
 ここでしのぶは了子のあることを思い出して言った。
「了子ちゃん面堂君がお弁当忘れた時に届けてくれたことあったけれど」
「面堂の家から二日かかったな」
 コースケもこのことを思い出した。
「三日だったか」
「それでお弁当糸を引いてたよな」  
 チビも思い出した。
「そうだったよな」
「牛だからな」
 カクガリはそれ故にと言った。
「足も遅いな」
「牛は急げば速いが」
 メガネは牛の足のことを話した。
「普通ではかなり遅い」
「それで帰ることは遠慮する」
 殺生丸も真顔で言った。
「悪いがな」
「そうですか」
「別の手段で頼む」
「それならだ」
 ここで面堂が申し出た。
「僕のヘリを使えばいい」
「ヘリコプターか」
「僕が持っているヘリコプターだ」
「確か通学に使っているな」
「そうだ、あのヘリならここにいる皆を乗せられる」
 殺生丸に平然とした顔で話した。
「だからどうだろうか」
「いいのか」
「構わない、ヘリ位何でもない」
 面堂にとってはだ。
「気にせず乗ってくれ」
「そこまで言うならな」
「甲子園球場の駐車場に着陸させてもらい」
 そうしてというのだ。
「皆乗ってくれ」
「それではな」
「ヘリに乗るとはな」
 竜之介の親父は面堂の話を聞いて腕を組んで言った。
「豪勢じゃな」
「このおっさんだけは乗せなくてもいいんじゃないかな」 
 魔挟人は面堂に話した。
「見てるとな」
「だがそう言っても普通に乗る人だ」 
 面堂は魔挟人に答えた。
 
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