ハッピークローバー
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第百六十六話 一家心中その十一
「おられるのよね」
「怪我の影響とかで」
「発達障害でもね」
これでもというのだ。
「もうね」
「まともに暮らせなくなっていて」
「それでね」
「そうした人達の為にね」
「そもそもあるし」
「それならよ」
「ギャンブル依存症の人は」
一華も強い声で話した。
「もうね」
「生活保護を受けられない様にして」
「そしてね」
「それでよね」
「治療受けないとね」
「依存症も病気だし」
「だからね」
それ故にというのだ。
「治療を受けて」
「治す。治りにくいそうだけれど」
「それでも治すことね」
「ギャンブルなんて」
それこそというのだ。
「生活保護の対象外よ」
「そうすべきね」
「思うわ。しかし」
かな恵はストロング系をまた一口飲んで言った。
「そんな人もいるのね」
「私達には信じられないわね」
「ええ」
まさにと答えた。
「それこそね」
「世の中色々な人がいて」
「中にはそんな人もいるのね」
「ええ、最低と言ってもね」
それでもというのだ。
「まだね」
「下の人がいるのね」
「上には上がいるで」
それでというのだ。
「下には下がいる」
「下もね」
「それでね」
「生活保護でパチンコする人もいるのね」
「そうなのよ」
「最低の人ね」
「最低過ぎて」
一華はそれでと話した。
「ああはなるまいって」
「思うわね」
「ええ」
その通りだというのだ。
「本当にね」
「贅沢するなとか言わなくても」
「税金だからね」
「しかも働けない事情があってで」
「受け取ってるから」
「やっぱりね」
「そんなことに使って欲しくないわ」
生活保護の金はというのだ。
「絶対にね」
「普通に暮らして欲しいわね」
「ええ、もっとも不正受給だと」
これはとだ、一華は怒った目で言った。
「もうね」
「問題外よね」
「ええ」
実際にというのだ。
「それはね」
「絶対になくして欲しいわね」
「けれどね」
それでもというのだ。
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