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夢幻水滸伝

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第三百八十八話 提督と戦う為にその四

「そうしたいのよ」
「左様ですか」
「それがあたいの考えよ」
 インファンテに述べた。
「それで詳しいお話はこの街のレストランに入って」
「そこで、ですね」
「したいけれどええかしら」
「どないする?」
 インファンテはアレンカールの申し出を受けてマルタに言った。
「それで」
「入りましょう、アレンカールさんなら大丈夫です」
 マルタはにこりと笑って答えた。
「美味しいですし間違ってもです」
「仕組んでいるとかな」
「されへんですし」
「あら、そんなせこいことしないわよ」 
 アレンカールは笑って応えた。
「やるなら堂々とよ」
「戦ですね」
「最初からね」 
 マルタに笑って話した。
「そうするわ」
「左様ですね」
「もうね」 
 それこそというのだ。
「あたいは白黒つけるのが好きやから」
「それで今回もですね」
「美味しいコースをいただきながら」
 そのうえでというのだ。
「お話したいのよ」
「それでは」
「ええ、今からね」
「レストランでコースを楽しんで」
「そのレストランデザートのアイスとトロピカルジュースもええそうなのよ」
「ジュースですか」 
 インファンテはジュースを聞いて目を輝かせた。
「フルーツの」
「そうよ、あんた好きよね」
「大好物ですよ、アイスも」
 アレンカールに笑って話した。
「ほんまにね」
「私もです、カリブやとです」
 マルタも言ってきた。
「そうしたものはです」
「欠かせへんわね」
「そうです」
「勿論フルーツもあるわよ」
 こちらもというのだ。
「デザートにね」
「そうですか」
「そやからデザートの量が多いのよ」
「アイスに加えてで」
「ええ、それでね」
 マルタに微笑んで話した。
「最後まで楽しんでね」
「わかりました、楽しんで食べながら」
「お話しましょう」
 マルタだけでなくインファンテも応えた、そうして四人でコースを楽しみつつ話したがまずは世間話からであり。
 政治の話になるとだ、インファンテは鮫のソテーを食べつつ言った。
「自分等に仲間になれと」
「そうよ、あたい達のね」 
 アレンカールもその鮫のソテーを食べつつ応えた。
「そうなって欲しいのよ」
「何か求めるものは」
「仲間になってもらうことよ」
 インファンテに微笑んで答えた。
「そうなるとね」
「中米のルルフォさん達を牽制することになりますね」
「あたい達の勢力がカリブ海にまで拡大されてね」
 そうしてというのだ。 
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