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新オズのブリキの樵

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第六幕その二

「それでね」
「だからなのね」
「そちらのことはね」
「これからなのね」
「そうだけれど」
 それでもというのです。
「衣装はね」
「決めるの」
「候補地探しをしてスタッフでもある私達の意見のことも聞きたいって」 
 その様にというのです。
「あちらから言ってきてね」
「きまったのね」
「そうなのね」
「そう、そしてね」
 それでというのです。
「六人が来たらね」
「それからなのね」
「ステージ衣装も決めましょう」
「わかったわ、皆で考えていきましょう」
 つぎはぎ娘は楽しそうに応えました。
「本人さん達が来たらね」
「ステージ衣装ね、色々考えていきましょう」
 アン王女も言ってきました。
「それならね」
「ええ、じゃあ六人が来たらね」
「考えていきましょう」
「そうしましょう」 
 エリカも頷きました。
「それならね」
「その時にね」
「私も衣装考えるわ」
「私もね」
「そういえば」 
 ここでビリーナは気付いた感じになって言いました。
「魔法使いさんの道具にね」
「それにだね」
「衣装を出せる道具あるかしら」
「ああ、ありそうだね」
 トトはビリーナのその言葉に頷きました。
「言われてみれば」
「そうよね」
「あるかな、そうした道具も」
「あるわよ」 
 ドロシーはにこりと笑って答えました。
「そうした道具もね」
「ああ、あるんだ」
「そうなのね」
「それぞれが衣装を書いて着せたい人を撮ればね」
「その服が出るんだ」
「そうなのね」
「その人のサイズにも合わせたね」 
 そうした服がというのです。
「服が出るのよ」
「ううん、その道具もね」
「かなりいいね」
 モジャボロと教授はドロシーのお話を聞いて思わず唸りました。
「便利だよ」
「それで衣装が生み出せるなんて」
「これもオズの国の魔法と科学が合わさったからだね」
「それで生まれたものだね」
「そうなの、それでね」
 ドロシーは二人にさらにお話しました。
「皆が来たら」
「うん、是非ね」
「衣装合わせもしようね」
「オズの国はどんどん進歩していく」
 カエルマンも唸って言いました。
「そうした道具も出て来て」
「それは何故か、ですね」
「やはりね」
 クッキーに神妙なそれでいて明るく希望に満ちたお顔でお話しました。 
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