るーみっくキャラオールスター対大谷翔平選手
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第十一話 甲子園球場の特徴その五
「時代によって変わるな」
「野球のルールとかもな」
「そうだな」
「そのことも頭に入れないとな」
「やっていけねえな」
竜之介は真面目な顔で言った。
「その時のルールを知らねえとな」
「喧嘩じゃないからな」
乱馬はこうも言った。
「スポーツなんだよ、野球は」
「だったらな」
「ルールをわからないとな」
「駄目だな」
「絶対にな」
「しかし」
ここで五寸釘は思って言った。
「野球も時代によって色々変わるね」
「そうですね」
二階堂が応えた。
「何かと」
「そのことがわかりました」
「ルールについても」
「ストライクやボールの配置もで」
「変化球の種類が増えたり」
「ユニフォームの形もですね」
「そういえば」
ここでりんは気付いた顔になって話した。
「昔のユニフォームってだぶだぶしていますね」
「今のと比べたらね」
ひな子が応えた。
「そうよね」
「そうなってるわね」
「見たらね」
「今のユニフォームの方が動きやすいですね」
鈴がこのことを指摘した。
「絶対にね」
「ええ、間違いなくね」
瞳が答えた。
「そうなっているわ」
「それは進歩ですね」
「グローブやミットもそうでね」
「バットもですね」
「ボールもね」
「ああ、ボールは」
鈴はボールと聞いて言った。
「飛びやすいボールとそうでないボールがありますね」
「ええ、同じかっていうと」
「違いますね」
「昔のボールは飛ばなかったのよ」
そうだったというのだ。
「今のボールよりもね」
「質が悪くて」
「特に戦争中はね」
二次大戦の頃はというのだ。
「そうだったらしいわ」
「同じじゃなかったんですね」
「ボールもね」
これもというのだ。
「同じ様に見えても」
「そうなんですね」
「ボールのことも知らないと駄目ですね」
了子はそれならと言った。
「やはり」
「そうね」
渚は了子のその言葉に頷いた。
「ボールも同じじゃないことはね」
「そうだ、造っている会社によって違う」
飛麿もまさにと言って来た。
「同じ様でだ」
「会社によって違いますか」
「飛ぶ距離も違えば」
打ってというのだ。
「転がり方もな」
「では投げる時も」
「当然だ」
了子に真顔で答えた。
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