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夢幻水滸伝

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第三百八十七話 南米への帰路その一

                第三百八十七話  南米への帰路
 エチェニケ達四人はニュージーランドでこの国のマリアのもてなしを受けた、それで羊肉とキーウィを食べてワインを飲んだが。
「これオージーワインやな」
「そやで」
 ニュージーランドのマリアはパラグアイのマリアと共に赤ワインを飲みつつ笑顔で応えた、五人でニュージーランドのマリアの家で飲んで食べている。
「シェリルさんからの差し入れやで」
「あの人からの」
「そやで」
 グラスに入れた赤ワインを飲みつつ答えた。
「あんた達のこと聞いてな」
「差し入れしてくれたんか」
「乗員の人達の分もな」
「調査隊のメンバーにもやな」
「合わせて一千本」
 ボトルのというのだ。
「それだけやで」
「それは奮発してくれたな」
「勢力は違ってやがて戦うかも知れんけど」
 ニュージーランドのマリアはそれでもと話した。
「同じ星の人同士で戦の後は仲間になるし」
「起きた世界やと友達同士やし」
「そやからね」
 だからだというのだ。
「ターリヤさんにしても」
「差し入れしてくれたんやね」
「そやで、勿論こっちのワインもあるし」 
 ニュージーランドのそれもというのだ。
「存分にな」
「楽しんでええんやね」
「飲んでな」
「ほなこうして」
「どんどん飲んでな」
「それでこっちもやな」
 エチェニケは羊肉のステーキ、マトンのそれを食べつつ応えた。
「いただくんやな」
「羊もな」
「ニュージーランドとオーストラリアはな」
「お肉言うたらな」
「羊やな」
「マトンかラムや」
「ほんまそうなるな」
「勿論牛肉も豚肉もあるけど」 
 ニュージーランドのマリアもマトンのステーキを食べつつ応えた。
「羊は主食や」
「ほんまかいな」
「それは上段やけどな」
「それでもよおy食べるな」
「こうしてな」
「そういうことやな。こっちはな」
 エチェニケは自分達の国の話もした。
「南のアルゼンチンの方がな」
「牛肉やね」
「そや、もうな」
 それこそというのだ。
「週何回かはステーキや」
「アルゼンチンは」
「そしてブラジルも」
 この国もというのだ。
「かなりな」
「シェラスコとかあるし」
「牛肉多いわ、ただ南米と言っても広い」 
 エチェニケは笑って話した。
「そやからな」
「国、地域によって文化も違って」
「食べるもんもな」
 こちらもというのだ。
「違うで」
「そやね」
「それでわし等もな」
「それぞれの国で食べるものも違っていて」
「牛肉ばかりでもない国も多いで」
「鶏肉に豚肉もあるし」 
 それでとだ、ニュージーランドのマリアは話した。フォークとナイフでマトンのステーキを美味そうに食べつつそうした。 
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