るーみっくキャラオールスター対大谷翔平選手
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
第十話 関西巡りその十三
「お前もちょっとはな」
「大谷選手みたいにですね」
「あそこまでとは言わないからな」
「目指せっていうんですね」
「ああ、ほんの少しでもな」
それこそというのだ。
「いい部分を備えろよ」
「努力します」
「そうしろ、しかしな」
向田はあらためて言った。
「あそこまでの人なら野球以外でもかなりのことが出来たな」
「才能がある分野ならですね」
明日菜が応えた。
「あれだけ努力して自制心がおありなら」
「成功してるよな」
「私もそう思います」
「本当にな」
向田はさらに言った。
「あれだけの人はな」
「そうはおられないです」
「ああ、だからな」
それでというのだ。
「何処でも成功するさ」
「どんな分野でも」
「まず間違いなくな」
「勝てないにしてもな」
銀太はそれでもと言った。
「けれどな」
「いいところは採り入れられるな」
八角も言った。
「それは出来るな」
「俺達もな」
「そうだな」
「少しでもな」
「そういうことを学べたら」
しのぶはそうしたらと話した。
「試合をする意味があるかしら」
「そうですね」
因幡君はしのぶのその言葉に頷いた。
「それが出来ましたら」
「勝てなくてもね」
「それでも」
「それじゃあ」
しのぶは考える顔で話した。
「全力でね」
「試合をしましょう」
「それじゃあね」
「甲子園で」
「皆でね」
「僕も試合が出来て」
そしてとだ、因幡君はしのぶに話した。
「大谷選手と野球が出来ますね」
「相手チームでね」
「それならです」
まさにというのだった。
「全力で試合をしましょう」
「私達もね」
「そしてです」
そのうえでというのだ。
「学ばせてもらいます」
「宜しくね、それとね」
「それと?」
「甲子園のことだけれど」
しのぶは自分達が試合を行う球場の話もした。
「練習していてわかることって多いわね」
「球場のことが」
「ええ」
まさにというのだ。
「本当にね」
「その球場それぞれで違うね」
魔挟人はこう言った。
ページ上へ戻る