夢幻水滸伝
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第三百八十五話 自然にも目を向けてその十一
「真の悪人ですね」
「そうした悪人も何処でもおるけどな」
「起きた世界でもいますね」
「正直見てるだけで吐き気がするわ」
即ち吐き気を催す邪悪だというのだ、世の中には残念ながらそう言うしかない輩も存在しているのだ。
「あたいはそんな奴にもなりたくないし」
「環境もですね」
「そちらのこともですね」
「考えてるわ、占いを環境に使えて」
そちらの政にというのだ。
「生きものも人も守れるなら」
「占いを用いられますか」
「これからも」
「そうするわ」
こう言うのだった。
「これまでもそうでな」
「これからもですね」
「そうされますね」
「幸い星の人は話がわかる人ばかりでな」
それでというのだ。
「環境のこともや」
「理解してくれていて」
「政にも採り入れてくれますか」
「守ることでな、アレンカールさんのお国やと」
ブラジルではというのだ。
「ほんま環境のこと考えへんでな」
「環境破壊を行う」
「そうした政治家もいましたか」
「それもトップでな」
即ち大統領でというのだ。
「最悪な奴やったけれどな」
「アレンカールさんは違いますね」
「身えばアマゾンの環境も守っていますね」
「それで他の星の人達もな」
アレンカール以外のというのだ。
「ちゃんとした人ばかりで」
「環境を守ってくれる」
「ガラパゴスのそちらも」
「そうしてくれるし私利私欲ばかり求めることも」
「されない」
「そうした方々ばかりですね」
「一癖も二癖もある面子がた」
それでもというのだ。
「根っこはええし」
「だからですか」
「政もですか」
「大丈夫やで、ほなな」
二人に肉を食べてから話した。
「エクアドルを統一したら」
「それからはですね」
「他の方と協力してですね」
「治めていかれ」
「世界を救われますね」
「そうするわ、それでな」
ファラはコニャックを飲んでまた言った。
「あたいは趣味も満喫するわ」
「そうした本を読まれ」
「そうしてですか」
「そやで、やっぱりスケベなことはええわ」
にんまりと笑って話した。
「最高や」
「あの、そう言われますと」
肉屋はファラに引いた顔で言った。
「ファラ様はお美しいですし」
「別嬪さんでスタイルもええっていうんやね」
「性格もそうしたところ以外は問題ないので」
「もてるんやね」
「ですからお相手を」
「いや、それは旦那さんになる人とだけで」
ファラはそこは真面目に話した。
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