新オズのブリキの樵
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第三幕その十二
「今ではね」
「数百万の人が暮らしている大都市も多いわ」
「そうなってね」
「数万のお客さんが入られるコンサート会場も」
「幾つもあるよ」
「そうなっているわ」
「だからね」
それでというのです。
「そこから選ぶとなると」
「相当なものになっているね」
「ええ」
まさにというのです。
「私達もね」
「そうだね」
「けれどね」
「僕達としては」
「その中から選ぶのよ」
「どの会場で開催するか」
「そうなのよ」
ドロシーはトトにお話しました。
「候補地を探してね」
「その中から選ぶ」
「そうしてね」
「その会場で開催するんだね」
「そうよ」
「そうなると」
アン王女はドロシーとトトのお話を聞いて言いました。
「選ぶこともね」
「ええ、それもね」
「色々お話する必要がありそうね」
ドロシーに応えて言いました。
「そうなりそうね」
「だから皆どの候補地も見てね」
「一番いいのは何処か」
「お話もしてね」
「決めることね」
「そうするのよ」
「わかったわ」
王女はドロシーの言葉に笑顔で頷きました。
「それじゃあね」
「そうしていきましょう」
「皆でね」
「そう、皆でね」
ドロシーはまさにと答えました。
「やっていくのよ」
「そうよね」
「一人で出来ることは限られているけれど」
樵は右の人差し指を立てて頭の横にやって笑顔で言いました。
「皆で力を合わせて行うとね」
「凄いことが出来るわね」
「そう、一人では出来ないこともね」
「出来るわね」
「本当に凄いこともだよ」
王女が言う通りにというのです。
「出来るからね」
「それでよね」
「皆で力を合わせて」
そうしてというのです。
「そのうえでね」
「楽しくよね」
「やっていきましょう」
こうお話してでした。
皆でそれぞれの候補地を巡ることにしました、魔法使いの魔法の道具を仲よく使ってそのうえで、でした。
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