| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

新ヘタリア学園

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第四千三十七話  はっきり言って吸血鬼

第四千三十七話  はっきり言って吸血鬼
 イギリスは一本だたらについて言いました。
「血を吸うんだよな」
「はい、そう言われてます」
 大阪はイギリスのその質問に答えました。
「そやから十二月二十日に山に入るなって言われてます」
「その日だけは封印が解けるからな」
「旧暦の」
「今も、なんだよな」
 フランスは青いお顔で尋ねました。
「ここで迷信だって言って入ったらな」
「お約束の展開かと」
「そうなるよな」
「しかし日本さんの妖怪は実に多いですね」
 フランス妹はしみじみと思いました。
「そして吸血鬼もいますね」
「はい、首が飛ぶろくろ首もそうでして」
「濡れ女もそうですし」
「吸血鬼もいます」
「誰かが僕に吸血鬼はいないと言ったあるが」 
 中国はこう言いました。
「キョンシーがそうあるぞ」
「僕も昔からいるぞ」
 アメリカもでした。
「マニトーがそうだぞ」
「吸血鬼は何処でもいますね」
 奈良が見てもです、一本だたらは紛れもなく日本にいる吸血鬼です。奈良もこのことはわかっています。


第四千三十七話   完


               2025・4・1
 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧