新オズのブリキの樵
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第三幕その六
「待つわよ、じっくりとね」
「じゃあ待つ間はね」
樵はそれならと言ってきました。
「お茶とお菓子はどうかな」
「いただいていいの」
「遠慮は駄目だね」
「オズの国ではね」
「だからどうかな、アップルティーとね」
まずは飲みものを出しました。
「アップルパイをね」
「林檎の組み合わせんね」
「王女が好きなね」
「やっぱりね」
王女は楽しそうな笑顔で応えました。
「我が国の特産品だし」
「だからだね」
「そう、本当にね」
まさにというのです。
「大好きよ」
「ティーにしてもパイにしても」
「他のお菓子にしてもね」
そうしてもというのです。
「大好きよ」
「そうよね」
「だからね」
それでというのです。
「これからね」
「出すよ」
「そうしてね」
「僕も大好きだよ」
モジャボロも嬉しそうに言ってきました。
「林檎とそのお菓子はね」
「飲みものもよね」
「そうだよ」
王女に笑顔で応えます。
「大好きだよ」
「そうよね」
「それじゃあね」
「喜んでね」
「頂くよ」
「全く以て素晴らしい食べものだよ」
教授もにこにことして言います。
「林檎はね」
「美味しいわね」
「美味しくてね」
王女ににこにことしたまま答えます。
「しかも栄養がある」
「そうしたものだから」
「本当にね」
まさにというのです。
「最高の果物の一つだよ」
「他にもいい果物は多いわね」
「キーウィもいいんだよ」
「あの果物も」
「凄く甘酸っぱくて美味しいね」
「キーウィはね」
「そうであってビタミンと繊維が豊富で」
そうであってというのです。
「凄くだよ」
「身体にいいんだね」
「そうだよ」
まさにというのです。
「本当にね」
「それじゃあキーウィも食べていくわね」
「オレンジもいいしね、お野菜だと苺もね」
「美味しくて身体にいい」
「そうなのだよ、だからどんどん食べていこう」
「わかったわ、じゃあ今は林檎をね」
「食べようね」
こうお話してでした。
皆で実際に飲んで食べようとしました、するとそこでドロシーが来てそのうえで皆に言ってきました。
「あら、美味しそうね」
「ああ、今からね」
樵は笑顔で応えました。
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